退職届・退職願は郵送でも大丈夫?正しい方法&書き方

退職届・退職願の郵送法

この記事でお伝えすること
  • 退職届を郵送で送ってよいのか
  • 退職届を郵送で送る場合の注意点
  • 退職届で書くべき内容
  • 退職届を郵送でも受理させる方法
佐々木
こんにちは!

転職アドバイザーの佐々木です!

この記事を読んでいる人は…

『退職届は郵送で提出してもよいの?』

『退職届を郵送で送る際のマナーは?』

…と悩んでいませんか?

この記事では、退職届を郵送で送る際のマナーや注意点を紹介していきます!

この記事を読めば、退職届の正しい提出の仕方がわかり、今持っている迷いをなくして行動に移せますよ!

この記事の監修者
転職nendo編集チーム

株式会社Jizai キャリア事業部

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元転職エージェントや人事経験者など、採用や転職事情に詳しいメンバーが監修。匿名だから話せる裏情報を多数掲載。
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退職届・退職願は郵送で提出しても大丈夫?

ゆり

退職届や退職願は郵送で提出してもよいのでしょうか?

マナー違反にならないか心配で…

佐々木

基本的には「退職届・退職願」は手渡しが基本なので、郵送はあまりおすすめできません!

しかし、何か特別な事情がある場合は郵送でもOKです!

退職届を郵送で送っても良いケース
  • 精神的な不調を抱えている
  • 肉体的な不調を抱えている
  • 会社から郵送で送るように連絡があった
ゆり
なるほど、何か理由がある場合は郵送でも良いのですね!
佐々木
はい、そうなんです!

次の章でもう少し詳しく、退職届を郵送で送って良い場合の説明をしますね!

退職届を郵送で送っても良い2つのケース

佐々木
退職届は「精神・肉体的に不調」を抱えており、

会社に行くのが困難な場合以外は手渡しをするのが好ましいです。

しかし、次の2点のケースは退職届を郵送で送ってもかまいません!

退職届を郵送で送ってよいケース
  1. 会社を円満にやめる気がない
  2. 会社から郵送で送るように指示があった

それでは順番に見ていきましょう!

郵送で良い場合1|会社を円満にやめる気がない

佐々木
そもそも、あなたが会社を円満にやめる気がない場合は退職届を郵送で送ってもかまいません。

退職届を手渡しで渡す理由は、今勤めている会社と円満な関係を続けるためであり、法律的に手渡しが義務付けられているわけではありません!

そのため、円満退社を望まない場合は郵送で送ってしまっても大丈夫です。

ただし、退職届を出したからといって、その後会社を無断欠勤するのは違反行為になるので気をつけてください。

最悪の場合、懲戒処分を受けるおそれがあります。

郵送で良い場合2|会社から郵送で送るように指示があった

佐々木
事前に会社側から退職届を郵送で送るように指示があった場合は、郵送でかまいません!

具体的には、次のような場合に会社側から退職届を郵送で送るように指示があります!

郵送の指示があるケース
  • 引越しや入院などが理由で、物理的に手渡しが厳しい
  • 精神・肉体的な不調により、出社が困難
  • 出社の必要が無いと会社が判断した

退職届を郵送で送っても良いケースをまとめると、次の通りです!

退職届を郵送で送ってよいケース
  1. 会社を円満にやめる気がない
  2. 会社から郵送で送るように指示があった
ゆり
なるほど

この2点のケースでは、退職届を郵送で送ってもかまわないのですね!

佐々木
はい、そうなんです!

しかし、退職届を郵送する場合でも、会社に失礼の無いようにマナーを守った正しい郵送の仕方を心がけましょう!

なぜなら、間違った郵送方法をすると、会社に受け取りの拒否をされ、退職が遠のいてしまうからです。

そこで、次の章では退職届を郵送する際のマナーについて詳しく説明していきます!

退職届を郵送する際の3つのマナー

佐々木
この章では、退職届を郵送する際のマナーを3つ説明します!

マナーを守った郵送方法をすることで、

会社にも好印象を与えることができ、手渡しでなくても円満に会社を辞めることができます!

郵送する際の3つのマナー
  1. 事前に退職することを伝える
  2. 適切な封筒を使う
  3. 添え状を同封する

それでは、1つずつ見ていきましょう!

郵送のマナー1|事前に退職することを伝える

退職届を郵送で送る場合は、事前に直属の上司あるいは人事に退職の意思を伝えておきましょう。

直接会うのが難しい場合は電話やメールで済ませても大丈夫です!

郵送のマナー2|適切な封筒を使う

退職届を郵送する場合は、郵送用の封筒を別にもう1つ用意する必要があります!

退職届を入れた封筒が入る大きさの封筒を用意し、そちらに宛先等を記載しましょう!

郵送のマナー3|添え状を同封する

封筒に退職届のみを入れて郵送することは、常識がない行動と認識され、会社側にマイナスのイメージを与えてしまいます。

そこで、次の流れのように添え状を同封するようにしましょう!

添え状の同封の流れ
  1. 添え状の準備をする
  2. 添え状は3つ折りにする
  3. 退職届と一緒に同封して、郵送する

順番に見ていきましょう!

添え状の同封の流れ1|添え状の準備をする

まずは、添え状を準備しましょう。

添え状はA4もしくはB5の紙に書くのが一般的です。

内容は次のテンプレートを参考にしてみてください!

佐々木
添え状は、会社側に誠意が伝わる内容であれば、テンプレート通りでなくてもかまいません!

添え状の同封の流れ2|添え状は3つ折りにする

次に、添え状を折りたたみましょう!

添え状は受け手が読みやすいように3つ折りにするのが一般的です。

折り方については、次の画像を参考にしてみてください!

佐々木

添え状を開いた時に、文の冒頭が目に入りやすいため添え状は3つ折りとなっています!

添え状の同封の流れ3|退職届と一緒に同封して、郵送する

最後に、添え状を封筒に同封しましょう!

添え状は、退職届の上に来るように入れるのが一般的です!

同封の仕方は次の画像を参考にしてみてください!

佐々木
以上が、退職届を郵送する際の3つのマナーになります!

郵送する際のマナーをまとめると、次の通りです!

郵送する際の3つのマナー
  1. 事前に退職することを伝える
  2. 適切な封筒を使う
  3. 添え状を同封する
ゆり
この3つのマナーに気をつければいいのですね!
佐々木

はい、そうなんです!

郵送のマナーに気を配り、円満な退職を目指しましょう!

次の章では、添え状の内容について、例文を用いて説明します!

退職届の添え状で書くべき内容【例文付き】

佐々木
この章では、添え状の内容について説明します!

退職届の添え状で書くべき内容は次の例文を参考にしてみてください!

添え状の例文

令和〇〇年〇月〇日

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇課
〇〇 様(会社から指定のあった宛名)

〇〇部 〇〇課
自分の名前

拝啓
貴社、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。この度、一身上の都合により退職させていただくことになりましたので、同封の通り、退職届を提出させていただきます。
ご査収のほど宜しくお願い申し上げます。
大変お世話になりました。
末筆になりますが、貴社の今後のご隆盛を心よりお祈り申し上げます。

敬具

 

ゆり
添え状は上記のような内容を書けばよいのですね!
佐々木

はい、そうです!

ぜひ参考にしてみてください!

次の章では、郵送でも退職届を受理させるポイントについて説明します!

郵送でも退職届を受理させる3つのポイント

佐々木

退職の交渉が会社とうまく進んでいない場合は、退職届の受け取りを拒否される可能性もあります。

この章では、そのような場合でも退職届をきちんと受理してもらうためのポイントを3つ紹介します!

3つのポイントを理解することで、退職届の受け取りを拒否されるリスクを減らすことができますよ!

退職届を受理してもらうポイント
  1. 退職交渉中に郵送の話をしない
  2. 封筒に「退職届在中」を記載しない
  3. 添え状を入れる

それでは、1つずつ見ていきましょう!

ポイント1|退職交渉中に郵送の話をしない

退職の交渉が会社とスムーズに進んでいない場合は、

会社が退職届の入った封筒を開けるまで、退職届を郵送することを悟られないようにしましょう。

もし先に退職届を郵送することがバレてしまうと、会社があなたからの郵便の受け取りを拒否する可能性があります。

ポイント2|封筒に「退職届在中」を記載しない

封筒には「退職届在中」のような、退職届が入っていることがわかってしまう文言は記載しないようにしましょう。

なぜなら、会社によっては「退職届」という言葉を目にした時点で、受け取りを拒否する可能性があるからです。

ポイント3|添え状を入れる

郵送で退職届を提出する場合は、添え状を同封するようにしましょう!

添え状は直接退職届を手渡しする場合は必要ないのですが、郵送の場合は同封することが社会人としてのマナーとされています。

少しでもよい印象を与えることで、退職届の受け取りを拒否されるリスクを減らすことができます。


郵送でも退職届を受理させるポイントをまとめると、次の通りです!

退職届を受理してもらうポイント
  1. 退職交渉中に郵送の話をしない
  2. 封筒に「退職届在中」を記載しない
  3. 添え状を入れる
ゆり
退職届を郵送で提出する場合は、この3点に気をつければいいのですね!
佐々木

はい、そうなんです!

この3点を意識して、退職届の受け取りを拒否されるリスクを減らしていきましょう!

次の章では、退職届の郵送に関してよくある質問を紹介します!

【Q&A】退職届の郵送に関してよくある質問

佐々木
この章では、退職届の郵送に関するよくある質問をまとめました!
よくある質問
  • 提出した「退職届」を撤回することは可能?
  • 退職日が決定した後の、退職日の変更はできる?
  • 退職願を受理してもらえないと退職できない?
  • 就業規則通りに退職しないいけない

Q1|提出した「退職届」を撤回することは可能?

佐々木
基本的には、退職届の撤回はできません

しかし、会社によっては融通を効かせてくれる場合もあるので、もし撤回をしたくなった場合は、1度上司や人事に相談して見てください!

Q2|退職日が決定した後の、退職日の変更はできる?

佐々木
退職日の決定は企業側と契約をして決めたことなので、基本的に変更は難しいです。

しかし、会社によっては融通を効かせてくれる場合もあるので、1度上司や人事に相談して見てください!

Q3|退職願を受理してもらえないと退職できない?

佐々木
期間次第では、受理されなくても退職は可能です!

もしあなたが、2週間以上前に退職の意思表示をしていれば、

「退職届の受理とは関係なく会社を退社することができる」と民法で義務付けられています!

Q4|就業規則通りに退職しないといけない?

佐々木
期間次第では、退職しなくても大丈夫です!

会社側は「退職希望日の14日以前までに辞意を表明しなければならない」と民法で定められているので、その範囲を守って入れば問題ないです!

しかし、円満退社をする場合は、お互いに納得できる日にちにしましょう!

退職届は手渡しが基本!しかし事情次第では郵送も可能!

佐々木

今回は、退職届を郵送で提出してよいか悩んでいる人に向けて、

正しい退職届の提出方法について説明しました。

まとめると次の通りです!

まとめ
  • 退職届は手渡しが基本、しかし場合によっては郵送も可能
  • 退職届を郵送で送る時には、マナーに気をつける必要がある
ゆり

ありがとうございます!

これらを意識すれば良いのですね!

佐々木
はい、そうです!

あなたがスムーズに退職できることを願っています!