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「地方公務員、辞めたい…」
「地方公務員を辞めて、新しいキャリアを歩むべきかな?」
と感じていませんか?
この記事では、地方公務員を辞めて、製造業界へ転職した井村さんに地方公務員を辞めたくなった理由を語ってもらいました。
32歳 女性 都内在住 未婚
大学卒業後、地方の警察事務で8年勤務。
その後、体育系のノリや休日出勤が当たり前の環境に苦しみ、転職を決意。
現在は、製造業界へ転職し、安定した休みを取得できている。
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地方公務員を辞めたい理由3選|経験者が実際に辞めたいと感じた内情を激白

今日はよろしくお願いします。
早速ですが、地方公務員を辞めたいと思った理由について教えてください!

こちらこそよろしくお願いします!
私が感じた地方公務員を辞めたいと思った理由は、大きくわけて以下3点ですね。

地方公務員を辞めたいと感じた理由①|プライベートがないがしろにされるから


地方公務員って、残業が少なくて、プライベートが充実しているのかと思っていました…
実際は違うのですか?

私が配属された部署が激務部署だったというのもあるのですが、とにかく仕事が終わらなくて...
残業はもちろん、早朝出勤、休日出勤等もあり、1ヶ月以上休みがないときもあったんです…

あまりにもイメージとかけ離れすぎていて、驚きです…

しかも、それが当然のような認識だったので、周囲にもつらいといえるような環境ではありませんでした。

時間外労働が当たり前の空気感だったのですね。
ちなみに、その忙しさは年間を通じてずっと続いたのですか?

年間を通じて休日出勤は当たり前でしたね。
上司はほぼ毎週土日、祝日関係なく働きに来ていたので、私たちも同じような働き方を強いられましたよ…

今の話を聞いて、土日休みが目的で公務員を目指すのは絶対にNGだと思いました。

本当に声を大にして、いいたいです笑。
ワークライフバランスを大事にしたい派の人には、公務員はおすすめできません。
私はあまりにもプライベートをないがしろにされる環境に耐え切れず、早々にここで働き続けるのは無理だと判断しましたからね。
地方公務員を辞めたいと感じた理由②|常習的なパワハラが黙認されていたから


もっと詳しく教えていただけますか。

地方公務員は、年齢を軸にした上下関係が顕著でして…
基本的に上司のいうことは絶対であるという認識のもと、他の同格の幹部であっても年齢が上だというだけで苦言を呈することができません。

そういった環境だと、部下が一番びくびくしてしまいますよね。

上司の部下に対する暴言は日常的で、作成した申請書類を破って拒否されたこともありましたね…
一回上司の怒りのスイッチが入ってしまうと、だれもそれを止めることはできませんでした。

新人指導とかそういった次元ではなく、パワハラが横行していたのですね。
そのような行き過ぎた上司の言動は、退職を決意するには十分な理由と考えられます。
地方公務員を辞めたいと感じた理由③|懇親会等の飲み会で上司への接待が要求されていたから


なんだか、昭和の匂いがしますね…

若手、とくに女性に関しては懇親会等におけるコンパニオン的な立ち位置に置かれることが多くて、「昭和か!」って思わず突っ込みを入れたくなりました。
私はお酒が好きなので、本音をいうと少しは飲みたかったのですが、上司の接待が忙しくて、それどころではありませんでした。

民間企業でも、多かれ少なかれ、そういったことはあると思いますが、地方公務員は、接待は女性がするものという要素が強うそうな印象を受けますね。

飲み会の文化もそうなんですけど、普段から男尊女卑の発言を平気でする上司が多かったですね。
たとえば、お茶やコピーなど、手の空いた人がやればいいことでも、なぜか女性がやることだと決めつけられていて、息苦しかったですね。

それは違和感を覚える女性がいてもおかしくはないですね。

地方公務員って「女性はこうあるべき」みたいな古い価値観がいまだに根付いていると思い、自分には合わないと思いましたね。
地方公務員を辞めたくなった…年収と残業事情とは?


ちなみになのですが、、、、
地方公務員時代の給料と残業時間について具体的に教えてもらうことはできますか…?

もちろん、大丈夫ですよ!
前職の年収は450万円くらいで、月の残業時間は80~100時間でした。

80~100時間も残業をしていたのに、年収は450万円ほどだったのですね…
あれだけのハードワークをしていたと考えると、個人的に割に合わないと感じます。

残業や休日出勤は、当たり前のように全部サービス残業でしたからね…

上司に相談しても、残業手当はつけてもらえなかったのですか。

もちろん、上司の命令で休日出勤する場合は、手当や振替休日がもらえました。
でも、単純に忙しすぎて、業務が終わらず休日出勤した分は申請しなかったです。



それは大変でしたね。
井村さんは、その後製造業に転職されたとお聞きしたしたが、待遇面などは改善されましたか?

残念ながら、転職してから年収は下がってしまいました。
ただ、製造業は、自分のノルマさえ達成すれば、そこで仕事は終わりです。
そのため、付き合いで残業する必要もないですし、休日出勤もなく、長期休暇も保証されているため、かなり働きやすくなったなと感じてます。

引き続き、頑張ってくださいね!
ここで一旦、井村さんが地方公務員を辞めた理由のおさらいです。
まとめると以下の通りです。
- プライベートがないがしろにされるから
- 常習的なパワハラが黙認されていたから
- 懇親会等の飲み会で上司への接待が要求されていたから
地方公務員からの転職でアピールしたい!培った強みって?

現在は、地方公務員を辞めて、製造業界へ転職されている井村さんですが、地方公務員での経験が、今に生きているなと感じる瞬間はありますか?

あえて絞って挙げるなら、この3つのスキルが地方公務員で培われたなと思っています。

地方公務員で培った強み①|察知能力


もっと詳しく教えてください。

地方公務員時代は、阿吽の呼吸を求められることが多く、会話をせずとも上司の行動を見て、自分がどんな行動を望まれているかを察知するようにしていました。

上司が求めていることを察知して、先回りして動くということですね。

もともとコミュニケーションを取ることがあまり得意ではなかったので、その代わりに上司をよく観察して、自分に求められていることを的確にこなすようにしようと思いました。
すると、評価してもらえるようになって、うれしかったです。

どんな職場に行っても、上司の望むことを先回りして動くことは必要ですから、ぜひ今後もそのスキルを生かしてください。
地方公務員で培った強み②|報告・連絡・相談する力

報告・連絡・相談する力も、地方公務員で養われた強みだなと感じます。

いわゆる、報連相(ほうれんそう)といわれるものですね。
ぜひ、詳しく教えてください。

地方公務員時代は、常に情報伝達のスピードと正確性が求められ、また怠ると怒号が飛んでくることも珍しくなく、報連相は否応なく体に叩き込まれました。

先ほどの察知能力もすばらしいスキルでしたが、やはり、きちんと言語化して、上司への報告、連絡、相談をすることも大事なのですね。

ここは自分の判断ではなく、必ず上司へ確認するというポイントがいくつかあったので、そこだけは外さないようにしていました。
また、判断に迷うことや、難しい案件の場合は、早めに上司に相談することも心がけていましたね。

今後も、さまざまなタイプの上司の下で働くことになるでしょうが、このスキルを生かしていってくださいね。
地方公務員で培った強み③|空気を読む力


もっと詳しく聞かせてください。

たとえ情報が正しくともいうタイミングを誤ると怒号が飛んでくることが多く、時間も気力も無駄にしないよう最適なタイミングで最適な情報を伝える必要がありました。
そのため、空気を読む力も培われましたね。

察知能力、報告・連絡・相談する力があるだけでも、上出来な部下だと思いますが、さらに場の空気を読んで、発言するタイミングまで気を遣われていたのですね。

今日は上司の機嫌がいいなとか、午前中は忙しそうだなとか、よく上司を観察して、ここだというときに声をかけると、同じ内容の話でも全然反応が違うんですよ。
よい反応が返ってくると、こちらも気分がいいので、一石二鳥でした。

今回、お話いただいたスキルは3つとも、対人関係を良好にする際に使えるものですね。
井村さんのように、相手をよく分析して、率先して動ける方はどんな職場に行っても大丈夫だと思います。
今後のご活躍を期待していますよ。
地方公務員からの転職におすすめの職種って?

そこで、この章では、井村さんが「地方公務員で培った!」とおっしゃっていたスキルを充分活かせる仕事を、元転職エージェントである私からお伝えしますね!

いまは、製造業界で従事していますが、次、転職するときの参考にさせていただきたいと思います。

わたしがおすすめする「地方公務員からの転職」におすすめの職種は、以下の通りです!
地方公務員からの転職におすすめの職種①|営業職

営業職は対人スキルが必須なので、「察知能力」など、上司との関わりあいで培ってきた能力をフル活用できるのが魅力と言えます!!

ただ、わたしはそのような「空気を読む」というのを、もうやりたくなくて営業職は避けたという感じです…笑

ただ、営業職の求人は転職市場でも非常に多く、就職のハードルが比較的低いのもおすすめポイントなのです!
また、経営が安定している老舗メーカーなどの営業職になると、定時に帰れる且つしっかりお給与が貰えちゃうので、年功序列の昇給制度&残業の多さが原因で地方公務員を辞めた人には、おすすめしたい職種かなと思います。
法人営業 | 約450万円 |
個人営業 | 約425万円 |
地方公務員からの転職におすすめの職種②:介護職

なぜなら、こちらも地方公務員時代培った「察知能力」が十分生かせる仕事だからです。
また、地方公務員は、地域のお年寄りたちと接する機会も多い仕事であるため、患者さんとコミュニケーションをとるのが、他職種の人達よりうまいのもおすすめポイントです。

たしかに、お年寄りと接するのは人より得意かもしれないです!笑
ただ、お給料面が心配です…

そうですね…
夜勤も含めれば、ある程度の収入は得られるものの、夜は働きたくないのであれば、お給料が下がってしまうのはデメリットだといえますね…
ただ、未経験可の求人が多いうえに、転職倍率もそこまで高くはないので、「人の役に立つ」ことが仕事のモチベーションである方は、是非挑戦していただければなと思います!
もし、介護職への転職を検討するなら、前田さんが利用した総合型サービスではなく、「介護ワーカー」のような介護特化型のサービスを利用することをおすすめします!
介護職 | 約340万円 |
地方公務員からの転職におすすめの職種③|小売・サービス業

地方公務員からの転職におすすめの職種3つ目は「小売・サービス業」です。
職場にもよりますが、基本的には、付き合いなどはない仕事であるため、製造業界と同様、業務時間さえしっかりこなせば、すぐに帰宅することが可能です。

たしかに、付き合いなどが一切ない仕事だと、精神的なゆとりができるため、プライベートを取り戻すという意味では良い仕事だなと思います。

小売・サービス業 | 約370万円 |
地方公務員を辞めたいと思ったら、最初にすべきこと

井村さんは現在、めでたく製造業界へ転職されましたが、転職しようと決意した時に、なにか行ったことってありますか?

一人で転職活動するのが怖かったので、まずは有名そうなところにいくつかランダムで登録してみました。

ちなみになのですが、その時に、お世話になったサービスの名前を教えていただくことはできますか?


たしかにこの2社を利用しておけば、一旦全領域の求人を広く見ることが可能です。
この2社については、私から詳しくお話させていただきますね。
リクルートエージェント|求人の量&質ともにNo.1

- 20万件以上の求人数を誇る業界No.1の大御所サイト
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『リクルートエージェント』は、求人数・実績ともに、圧倒的No.1の転職エージェントです。
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転職nendoの調査によると、エージェント利用者の2/3が一度は利用していたサービスなので、どこに登録するべきかわからない場合は、一旦登録してみるとよいでしょう。

doda|優秀な担当者が豊富

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dodaは、人材業界No.2のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
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また、dodaは、人材業界の中で、最も積極的に転職セミナーを開催しており、選考に通過しやすい面接テクニックや、職務経歴書の書き方といったノウハウを惜しみなく提供しています。

あと、担当者さんのアドバイスが的確で、製造業の道に進もうと決意できたのは、dodaさんのおかげです!
地方公務員を辞めたいと思ったら、自分のキャリアをしっかり考え直したうえで行動しよう!
近年コロナの影響で、業界問わず「採用に対して消極的な企業」が増えています。
「辞めたい…」と、今は考えていると思いますが、地方公務員を辞める前に自分自身としっかりと向き合うことが、今後のあなたのキャリアにおいて非常に重要です。
焦って決断を急ぐのではなく、周りの信頼できる人・転職エージェントなどに相談しながら、じっくりと決めていってください。
ちなみに、下記の記事で、公務員からの転職でおすすめの業界・職種について紹介しているので、そちらも合わせて読んでみてください。
公務員辞めたい…理由別の戦略&公務員から民間の転職事例で失敗を最小限に

しっかりと自分自身と向き合ったうえで転職すべきだと決断できた場合は、しっかり行動に移すようにしましょうね!

- 『リクルートエージェント』
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【公式】https://doda.jp/

本日はありがとうございました!

