残業毎日3時間はブラック企業?働き過ぎの基準と辞めたい時の対処法

毎日残業が2時間~3時間で疲れたときの対処法を解説

この記事でお伝えすること
  • ブラックな残業時間の目安
  • 残業が違法になる時間の基準
  • 残業で会社を辞めたい場合に考えるべきこと
  • 失敗を最小限にして転職する方法
佐々木
こんにちは!転職アドバイザーの佐々木です。

この記事を見ている人の中には…

『毎日残業ばかりでこの先やっていけるか不安』

『残業毎日3時間だとプライベートがなくて辛い…』

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ゆり
毎日3時間ほど残業をしていて、家に帰ると寝るだけの生活が続いています。

残業3時間って普通なのかな…。

佐々木
残業3時間というと、18時が終業時刻の場合でも21時まで働くということですよね。

業界や職種によっては当たり前となっているところもありますが、毎日3時間(月60時間)の残業は辛くて当たり前です。

精神・体調に影響が出る可能性もあるので、注意が必要ですよ。

そこで、まずはブラックな残業時間の目安からお伝えしていきます。

記事を読み進める前に…

仕事が辛いなら環境をリセットして、マイナス状態を一旦ゼロにしましょう。

限界が来る前に、まずはプロのキャリアアドバイザーに無料相談をしておきましょう。次の選択肢を探しておくことが保険になります。

特に今後は不景気の影響で求人数が減少してしまう可能性があります。少しでも転職を考えているなら、今のうちに、まず一度相談だけでもしてみましょう。

この記事の監修者
転職nendo編集チーム

株式会社Jizai キャリア事業部

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元転職エージェントや人事経験者など、採用や転職事情に詳しいメンバーが監修。匿名だから話せる裏情報を多数掲載。
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残業が毎日3時間はブラック企業?目安と違法の基準

ゆり
一般的には、みんなどのくらい残業しているんだろう…?

残業が毎日3時間はブラック企業!残業目安は40時間

佐々木
Vorkers』の調査によれば、多数派である「年収300万円〜500万円」の人の残業時間は平均月45時間ほどです。

勤務日数が20日とすると、毎日2時間程度の残業ということになりますね。

毎日2時間の残業は、仕事にやりがいを感じていたり、今後のキャリアのためと思えるのであれば問題ないと思います。

ただし、残業が毎日3時間を超えてくると、月の残業時間は60時間となり、明らかに働き過ぎです。

月の残業時間が60時間を超えると、身体や心に健康被害が出る可能性が高くなると言われています。

実際に「残業が毎日続き限界がきてしまい、会社を辞めることに…」という相談者さんも非常に多いです。

月の残業時間が40時間程度の人の転職理由は「もっとプライベートの時間を大切にしたいから」「家族と過ごす時間を増やしたいから」と前向きなものが多いですが、

残業時間が60時間を超えた人は「眠れない」など健康被害を理由に離職することが多いです。

しかし、”残業が当たり前”という雰囲気の職場にいると、同僚や上司に気を遣って毎日3時間の残業を受け入れてしまう人が多いです。

毎日3時間の残業は、心や身体を壊すリスクがあり、命を削っていることを自覚しましょう。

補足

月の残業時間は20時間〜40時間が41.2%と最も多い

月間残業時間の割合

およそ半数以上の人は1日あたり2時間以下しか残業しておらず、全体の平均残業時間は47時間(1日2.35時間)となっています。

とはいえ、およそ半数が40時間以上残業をしており、月間100時間以上残業をしている人が12.9%もいることがわかります。

Vorkersによれば、「最も残業時間が長いのは35歳〜39歳の年収2000万円〜3000万円のビジネスパーソン」で、彼らの月間平均残業時間は75時間以上です。

一方、多数派となる「年収300万円〜500万円のビジネスパーソン」は月45時間強の残業時間となっており、年収によって大きく差があることがわかります。

さらに、残業の多い業界はコンサルティングが平均83.5時間、広告代理店が78.6時間と上位を占めていました。

出展:Vorkers

残業は何時間から違法?

ゆり
残業って何時間から違法なんだろう…?
佐々木
結論から言うと…

1ヶ月あたり45時間を超えると労働基準法違反となります。

労働基準法では、1日の労働時間は8時間、週の労働時間は40時間と定められており、原則として残業は認められていません。

ただし、36(サブロク)協定によって1ヶ月あたり45時間までの残業は認められています。

サブロク協定とは
サブロク協定とは、時間外労働についての協定です。

週40時間を超えた労働が行われる場合、会社と労働組合は、残業や休日労働について書面による協定を結び労働基準監督署に届け出る必要があります。

つまり、毎日3時間(月60時間)の残業をしている場合は労働基準法を違反した状態です。

ただし、サブロク協定で認められている45時間を超えても、残業代は請求することが可能です。

残業が毎日3時間以上だと幸福な人生からは遠ざかる

ゆり
毎日3時間の残業は辛いけど、上司や同僚は辛そうな顔をせず、それが当たり前のように仕事をしています。

なので、どうしても自分の考えが甘いんじゃないか、と考えてしまいます。

佐々木
毎日3時間の残業が辛いかどうかは価値観によって大きく変わります。

仕事・会社が好きな人、現在のキャリアにおいて向上心が高い人などは、残業に対して感じるストレスが少ないです。

会社に忠誠心を持っていたり、その仕事にやりがいを感じていたり、体育会出身などでストレス耐性の高い人は毎日3時間の残業でも問題なくこなせます。

そういった、ストレスに鈍感な上司や同僚からは…

 

「3時間なんて当たり前。もっと酷いところはいくらでもある。」

「3時間の残業程度こなせないならどこの会社に行っても無理。」

などと言われるかもしれません。

しかし一方で、毎日3時間の残業や、それに伴うプレッシャー・居心地の悪さから身体や心を壊してしまう人もいるんです。

そういったタイプの人の場合は、毎日3時間の残業で幸福からは遠ざかっているとも言えます。

もちろん、幸福の判断基準は人それぞれあると思いますが、残業を3時間こなし、21時に会社を出て、22時前に帰宅すると…食事をとってお風呂に入って寝る。

これ以外に自由な時間はほぼありません。

佐々木
テレビを見たり、本や雑誌を読んだり、DVDで映画を見たり、飲みに行ったり…といったプライベートな時間は、実はとても健康に関わっているんです。

そういったストレス発散ができないと「何のために生きてるのか」わからなくなって心や身体に不調が生じる人も多いです。

なので、もしあなたが「毎日残業ばかりで辛いな…」と感じたら、社内の雰囲気に惑わされずに、自分の価値観をよく見つめ直してください。

人生のほとんどを仕事に支配されて終えるのに抵抗がある人は、毎日続く残業に対策を打ちましょう。

無理して耐えても必ず限界は来ます。あなたを守れるのはあなただけです。

毎日残業ばかり…。「疲れた」「辞めたい」と感じたら…?

佐々木
毎日残業で「疲れた」「辞めたい」と感じている人は、下の4つが選択肢になることを念頭に置きましょう!
考えるべき選択肢
  1. 我慢して辞めず働き続ける
  2. 部署異動や休職などを交渉する
  3. 退職してから再就職活動をする
  4. 在職中に転職活動をする
佐々木

そして、これらの4つの選択肢から選ぶために、考えてほしいことお伝えしていきますね。

毎日残業で辞めたくなったら徹底的に考えるべきこと

徹底的に考えてほしいこと
  1. 今の会社に入社した理由
  2. 将来明確にやりたいことがあるかどうか

入社した理由と現実(入社後)が合っていなく、且つ、やりたいことが明確にない人は、

会社を辞めずに在職中に転職活動を進めて『まずは自分の可能性や選択肢を知ること』から始めるのがベストです。

というのも、余裕のある状態で複数の転職先と現職を比較検討した方が納得感のある転職になるからです。

ゆり
たしかに、退職後に再就職活動をしてしまうと焦ったりして、妥協して転職先を決めてしまうかもしれないですね。

毎日残業で限界がくる前に安全に転職活動をする方法

ゆり
会社を辞めずに転職活動をするべきということは理解できたのですが、何から始めていいか….
佐々木
たしかに、いざ行動に移そうと思うと迷いますよね…

それでは、まずは在職中に転職活動をする全方法を把握することから始めましょう!

実際に転職方法をまとめてみると下のようになります。

転職方法
  1. 転職サイトや求人雑誌を利用する
  2. 企業のホームページから直接応募する
  3. 転職フェアやイベントに参加する
  4. ハローワークを利用する
  5. 転職エージェントを利用する
ゆり
こうして見てみると、5つもあるんですね!
佐々木
そうなんです!

ただ、5つの中でも転職サイトや転職エージェントを利用している人は多いですね。

ゆり
えっ!そうなんですね!
佐々木
はい!特に転職サイトよりも転職エージェントの利用が多い理由としては…

在職中の転職では、時間がない中で効率的に転職活動を進めなければいけないからです。

実際に転職エージェントのサポート内容を洗い出してみると…

エージェントのサポート内容
  1. 転職相談にのってくれる
  2. あなたに合ったお仕事を紹介してくれる
  3. 履歴書の添削や面接対策を指導してくれる
  4. 面接日程を調整してくれる
  5. 内定獲得後も給与交渉などをしてくれる
ゆり
なるほど…

たしかに、ここまでサポートしてくれるなら在職中で時間が無いなかでも、安心して転職活動ができそう!

佐々木
おっしゃる通りです!

逆に考えると、転職エージェントを利用しなければこれらを全部自分一人でやらなければいけないということも覚えておくべきです!

実際に転職エージェント以外の、就職イベントへの参加などの転職方法でも良いのですが…

ゆり
それだと働きながらの転職は大変になってしまうということですね!
佐々木
はい!そうなんです…

ここではサクッと第二新卒におすすめの転職エージェントをご紹介しておきますね。

おすすめ4社
  1. 『リクルートエージェント』
    特徴:業界No.1の転職エージェント
    【公式】https://www.r-agent.com/
  2. 『doda』
    特徴:求人数・サポートともにトップクラス
    公式HP:https://www.r-agent.com/
  3. 『パソナキャリア』
    特徴:丁寧なサポート体制が高評価
    【公式】https://www.pasonacareer.jp/
  4. 『マイナビエージェント』
    特徴:20代・第二新卒の実績が豊富
    【公式】https://mynavi-agent.jp/

参考:【業界を知るプロ監修】転職エージェントおすすめランキング|口コミから人気を比較

ゆり
この4社がおすすめなんですね。
佐々木
はい!おっしゃる通りです!

本来なら求人を紹介してもらえる窓口を広げるために3社以上登録すべきなのですが…

面倒だと感じる方は最低でも『リクルートエージェント』だけでも登録をして転職相談を受けるべきです!

転職エージェントの登録から転職までの流れ

佐々木
それでは、次に転職エージェントの利用の流れをご紹介します!
転職エージェントの利用の流れ
  1. 会員登録
  2. 面談の日程調整
  3. 担当コンサルタントと面談
  4. 求人提案を受ける
  5. 書類添削、面接対策
  6. 書類選考に応募
  7. 企業との面接
  8. 内定(その後、給与交渉など!)

ここから詳しく紹介していきますね。

STEP.1
公式サイトから60秒で登録
転職エージェントに登録をする女性

担当コンサルタントと説明会の日程調整をするためにも、丁寧に情報を入力しましょう。就職失敗率を最小限に抑えるためにも3社ほど登録しておくと安心です。

おすすめエージェント
  1. 『リクルートエージェント』
    特徴:業界No.1の転職エージェント
    【公式】https://www.r-agent.com/
  2. 『doda』
    特徴:求人数・サポートともにトップクラス
    公式HP:https://www.doda.com/
  3. 『パソナキャリア』
    特徴:丁寧なサポート体制が高評価
    【公式】https://www.pasonacareer.jp/
  4. 『マイナビエージェント』
    特徴:20代・第二新卒の実績が豊富
    【公式】https://mynavi-agent.jp/
STEP.2
登録後、面談の日程調整をする
転職エージェントの男性キャリアコンサルタントとキャリア面談の日程調整をする女性

メールや電話で担当コンサルタントから連絡が届きます。 

STEP.3
担当コンサルタントと面談
転職エージェントの担当キャリアコンサルタントとキャリア面談をする女性

あなたの転職に対する希望条件、職歴についてヒアリングが実施されます。

STEP.4
担当コンサルタントから求人提案を受ける
転職エージェントの担当キャリアコンサルタントから求人提案を受ける女性

登録者しか見られない非公開求人や、企業の裏事情などを知ることができます。

STEP.5
履歴書・職務経歴書の添削、及び面接対策
担当キャリアコンサルタントから履歴書の添削や面接対策を受ける女性

最初から最後まで完全無料でサポートを受けることができます。

STEP.6
希望する企業への応募(書類選考)
志望する企業に書類選考を応募する女性

早ければ3日、だいたい1週間〜2週間ほどで選考結果が出ます。

STEP.7
書類選考の通過後、企業との面接を実施
選考活動で面接を頑張る女性

いよいよ個別面接です。焦らずにあなたのことを面接官に伝えましょう。 

STEP.8
内定獲得後、コンサルタントに給与交渉・入社日等の調整をしてもらう
内定を獲得して転職を成功させた女性と担当キャリアコンサルタント

給与交渉も転職エージェントがやってくれるので、あなたの希望をしっかり伝えましょう。 

ゆり
えっ…!
転職エージェントってこんなにサポートしてくれるんですね!
佐々木
実はそうなんです!
だからこそ、転職を成功させるうえで、転職エージェントの存在はかなり大きいんです!

転職はどれだけ担当コンサルタントに協力的に動いてもらえるかが大事になってきます。

もし、担当コンサルタントからの信頼を失ったり、

市場価値の無い人と判断されたりすると…

サポート全てにマイナス影響が出てしまいます。

具体的には…

良い求人を紹介してもらえない、書類選考が通りづらくなる、といったことが想定できます。

佐々木
だからこそ、良い転職エージェントに登録をして、担当コンサルタントと良い関係を築くことが転職を成功させる鍵なんです。

毎日残業で「疲れた」「辞めたい」と感じたら、逃げる準備を整えよう

今回は『毎日残業ばかりの人はどうすべきか』をお伝えしてきました。

要点を整理すると…

まとめ
  • 毎日残業3時間は健康被害が出るリスクあり
  • 月60時間の残業は労働基準法違反
  • 辞めたいと感じたら現状で選択可能な選択肢を洗い出すことが重要
  • 失敗の可能性を最小限にしたいなら転職エージェントに任せるのがベスト
ゆり
ありがとうございます!

これらを意識すれば良いということですね!

佐々木
はい!

最後にもう一度おすすめの転職エージェントをまとめておきますね。

おすすめ転職エージェント
  1. 『リクルートエージェント』
    特徴:業界No.1の転職エージェント
    【公式】https://www.r-agent.com/
  2. 『doda』
    特徴:求人数・サポートともにトップクラス
    公式HP:https://www.doda.com/
  3. 『パソナキャリア』
    特徴:丁寧なサポート体制が高評価
    【公式】https://www.pasonacareer.jp/
  4. 『マイナビエージェント』
    特徴:20代・第二新卒の実績が豊富
    【公式】https://mynavi-agent.jp/

参考:転職エージェントおすすめランキング|成功者に人気の23社【2019年最新版】

ゆり
登録するのは1社でもいいんでしょうか?
佐々木
本来なら求人を紹介してもらえる窓口を広げるために3社登録すべきなのですが…

面倒だと感じる方は最低でも『リクルートエージェント』だけでも登録をして転職相談を受けるべきです!

佐々木
あなたの転職成功を応援しています!