入社1ヶ月目で退職したい… 短期離職の退職理由と転職成功のコツ【辞めたい人必見】

入社1ヶ月で退職して辞めたい人に伝えたいこと

この記事でお伝えすること
  • 入社1ヶ月で退職することは可能なのか?
  • 入社1ヶ月で転職するのリスク
  • それでも転職をしたい場合のコツ
  • 次の転職先で説明できる転職理由の考え方
佐々木
こんにちは!転職アドバイザーの佐々木です。

新卒や中途採用でも入社して1ヶ月目で

『職場の雰囲気や人間関係が合わない…』

『仕事内容に納得ができない』

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ゆり
まだ入社して1ヶ月なのですが、入社前のイメージとギャップがあり…

「こんなはずじゃなかったのに…」と考えることがありますね。

佐々木
そういったご相談は多く受けますね…

お話を聞いていると、仕事内容、人間関係、労働時間etc…など様々な理由がありましたね。

そして、ネットの記事を見てみると『少しでも迷ったらすぐに転職した方が良い』と煽っている内容もありますが、

転職経験がある私から言わせてもらうと、勢いで退職せずに…

まずは辞めたい理由をしっかりに整理してから行動に移すべき

と考えています。

ゆり
入社1ヶ月ですぐに辞めるのは良くないんですね…
佐々木
もちろん、本当に納得できないならすぐにでも辞めるべきですが…

そうでなければ、短期離職のリスクがあるのでしっかり考えるべきです!

そこでまずは、入社1か月目で会社を退職できるのどうかについてお伝えしていきますね。

退職理由対策をしたい人は

もし既に転職は決めていて、短期離職の退職理由をどう話せばいいかわからに人はこちらタップしていただければ、その説明箇所にジャンプします。

>>入社1ヶ月での退職理由対策!

この記事の監修者
転職nendo編集チーム

株式会社Jizai キャリア事業部

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元転職エージェントや人事経験者など、採用や転職事情に詳しいメンバーが監修。匿名だから話せる裏情報を多数掲載。
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そもそも入社1ヶ月目で会社を辞められる?試用期間中の退職は?

佐々木

まず結論から言ってしまうと…

新卒でも中途採用でも、入社1ヶ月でも辞めることは可能です。

日本では民法627条で会社に退職申請をすれば2週間後には雇用契約を解除できるからです。

実際に労働局の公式HPにも下記のように書かれています。

民法では期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間(ただし、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半に申し入れて下さい。)で終了することとなっており、会社の同意がなければ退職できないというものではありません。(民法第627条)

引用:労働局公式HP

ただ、注意したい点としては…

退職についての規定が就業規則にある場合、基本的には記載されている『申し入れ期間』が適用されることです。

佐々木
ちなみに、退職を届け出てから1ヶ月〜3ヶ月の期間を設けている会社が多いです!
補足情報

会社側が長すぎる退職申し入れ期間を就業規則にて定めると、憲法で決められている『職業選択の自由』を制限することになります。

そのため、長すぎる退職申し入れ期間は基本的に無いと思っていただいてOKです。

ゆり
なるほど!

それでは、基本的に短期離職は可能ということなんですね!

佐々木
はい!そうなんです!

また、試用期間中の退職についてのご相談もよく頂きますが…

試用期間中も同様にの退職することが可能です!

試用期間中かどうかに関わらず…

基本的に短期間での退職は可能です。

佐々木
注意したい点としては退職希望を出して即日退職はできないことです。
補足情報

労働契約は成立しているため、試用期間中であっても辞めたいときには即日辞めることは難しいです。そのため、会社の就労規則のルールを守って退職する必要があります。

入社1ヶ月後の転職は冷静に考えてみるべき

佐々木
まず冒頭でも少し触れましたが…

入社1ヶ月後に会社を辞めたくなっても、転職をするかしないかは冷静に考えるべきです!

ゆり
私もすぐに会社を辞めるのは怖いとは思っているのですが.、

このまま働き続けても意味ないのかなーと思ってしまい…

佐々木
そうですよね…

ただ、入社後1ヶ月での短期離職にはリスクがあるので、あなたのためにもまずは冷静に考えてみて欲しいんです。

具体的にリスクを挙げてみると大きく2つあります。

短期離職のリスク
  1. 次の転職/再就職が厳しくなると
  2. 長期的に見ても転職の際に支障が出る

それでは一つずつ説明していきますね。

1)次の転職/再就職が厳しくなる

まず短期離職の一番大きなリスクおよびデメリットは、次の転職/再就職が難しくなることです。

理由としては、採用担当者に『転職先でも短期離職は繰り返される?』と思われてしまうからです。

採用担当者は内定を出したら採用責任が発生するので、「すぐに辞めるかもしれない…」といった不確定要素が多い人は積極的に採用したいは思いません。

佐々木

たとえば、どんなに短期離職の理由にちゃんとした背景があったとしても…

もし年齢やスキルがほぼ同じで、1社で働いた経験が長い人が同時に応募してくれば、短期離職者の採用は見送られるケースは多いです。

ゆり
うーん…

たしかに転職活動はライバルがいるってことも考えるべきですもんね。

佐々木
そうなんです。そのため、辞める前に冷静に考えるべきなんです。

2)長期的に見ても転職の際に支障が出る

短期離職のリスクの影響範囲は、目先の転職先や再就職先だけではありません。

当たり前のことですが、「離職する=転職回数が増える」ということなので、転職回数が過度に積み重なれば5年後10年後に影響が出る場合もあるからです。

ゆり
なるほど…

長期的に考えても転職回数の多さがネックになってしまう場合があるということなんですね。

佐々木
そうなんです。

実際に私が相談を受けた方の中には…

35歳で7社を経験している人が転職先を探すのに1ヶ月以上かかっていた人もいました。

ちなみに…この方はまだ1ヶ月で決まったのでまだ良いパターンですが、このように目先の転職だけでなく将来の転職にも影響がでることは認識しておきましょう。


もう一度、短期離職のリスクをまとめるとこのようになります。

短期離職のリスク
  1. 次の転職/再就職が厳しくなると
  2. 長期的に見ても転職の際に支障が出る
ゆり
だから入社1ヶ月後に会社を辞めたくなっても冷静に考えるべきなんですね。
佐々木
そうなんです!

次は会社を1ヶ月で転職したくなったら具体的にどうすればいいのか?という点をお伝えしていきますね。

辞めずに在職中にあらゆる選択肢を考えることから始めよう

ゆり
先程は「1ヶ月で転職するのは冷静に考えてみるべき」とのことでしたよね。
佐々木
そうですね!

まずは冷静に考えるためにも…

入社1ヶ月で会社を辞めたくなった場合、下の3つが選択肢になることを念頭に置きましょう!

考えるべき選択肢
  1. 我慢して辞めず働き続ける
  2. 退職してから再就職活動をする
  3. 在職中に転職活動をする
佐々木

そして、これらの3つの選択肢から選ぶために、まず下記の2点を徹底的に考えることから始めましょう!

徹底的に考えてほしいこと
  1. 今の会社に入社した理由
  2. 将来明確にやりたいことがあるかどうか
ゆり
なるほど!

①働き続けるor②退職してから転職or③在職中に転職活動の3つのどれを選択するか決めるためにも…

入社した理由や将来やりたいことがあるかどうか考えるべきなんですね!

佐々木
そうなんです!

ここで重要なポイントは…

入社した理由と現実(入社後)が合っていなく、且つ、やりたいことが明確にない人は、

会社を辞めずに在職中に転職活動を進めて『まずは自分の可能性や選択肢を知ること』から始めるのがベストです。

ゆり
なるほど!

まずは会社を辞めないで在職中に転職活動をするべきということですね。

佐々木
おっしゃる通りです!

というのも、余裕のある状態で複数の転職先と現職を比較検討した方が納得感のある転職になるからです。

ゆり
たしかに、退職後に再就職活動をしてしまうと焦ったりして、妥協して転職先を決めてしまうかもしれないですね。
佐々木
そうですね!

ただ、将来明確にやりたいことがあり、それに向けてやることが明確な人は…

会社で働く時間がもったいないと思うので、覚悟がしっかりあるなら、すぐにでも辞めるべきです!

それでは次に、会社を辞めないで在職中に転職活動をする方法についてお伝えしていきますね。

仕事を辞めずに転職活動をする方法とコツ

ゆり
会社を辞めずに転職活動をするべきということは理解できたのですが、何から始めていいか….
佐々木
たしかに、いざ行動に移そうと思うと迷いますよね…

それでは、まずは在職中に転職活動をする全方法を把握することから始めましょう!

実際に転職方法をまとめてみると下のようになります。

転職方法
  1. 転職サイトや求人雑誌を利用する
  2. 企業のホームページから直接応募する
  3. 転職フェアやイベントに参加する
  4. ハローワークを利用する
  5. 転職エージェントを利用する
ゆり
こうして見てみると、5つもあるんですね!
佐々木
そうなんです!

ただ、5つの中でも転職サイトや転職エージェントを利用している人は多いですね。

ゆり
えっ!そうなんですね!
佐々木
はい!特に転職サイトよりも転職エージェントの利用が多い理由としては…

在職中の転職では、時間がない中で効率的に転職活動を進めなければいけないからです。

実際に転職エージェントのサポート内容を洗い出してみると…

エージェントのサポート内容
  1. 転職相談にのってくれる
  2. あなたに合ったお仕事を紹介してくれる
  3. 履歴書の添削や面接対策を指導してくれる
  4. 面接日程を調整してくれる
  5. 内定獲得後も給与交渉などをしてくれる
ゆり
なるほど…

たしかに、ここまでサポートしてくれるなら在職中で時間が無いなかでも、安心して転職活動ができそう!

佐々木
おっしゃる通りです!

逆に考えると、転職エージェントを利用しなければこれらを全部自分一人でやらなければいけないということも覚えておくべきです!

実際に転職エージェント以外の、就職イベントへの参加などの転職方法でも良いのですが…

ゆり
それだと働きながらの転職は大変になってしまうということですね!
佐々木
はい!そうなんです…

ここではサクッとおすすめの転職エージェントをご紹介しておきますね。

おすすめ5社
  1. 『リクルートエージェント』★
    特徴:業界No.1の転職エージェント
    【公式】https://www.r-agent.com/
  2. 『マイナビエージェント』★
    特徴:20.30代の若手のサポートが手厚い
    【公式】https://mynavi-agent.jp/
  3. 『doda』
    特徴:求人数やサポート体制共に業界トップクラス
    【公式】https://doda.jp/
  4. 『パソナキャリア』
    特徴:業界No.1のサポート体制
    【公式】https://www.pasonacareer.jp/
  5. 『JACリクルートメント』
    特徴:年収500万円以上のエグゼクティブ向け
    【公式】http://www.jac-recruitment.jp/
ゆり

ありがとうございます!

ただ、どれも良さそうで迷ってしまいますね…

佐々木
もし迷われているようでしたら、上の★マークをつけた…

リクルートエージェント、マイナビエージェントの2社に登録をしておけば間違いないですよ!

また、年収500万円以上でエグゼクティブ向けの転職をしたい方には、ハイクラス案件の実績が豊富なJACリクルートメントを利用しましょう!

退職理由はどう説明すべき?1ヶ月で辞めた理由を面接で説明する時のポイント

佐々木

ここからは入社後1ヶ月で転職を考える方向けに、『面接で退職理由をどう説明していけばよいか?』という点をお伝えしていきますね!

ゆり
ありがとうございます!

面接で伝える退職理由を考えていたのですが、どうしてもマイナスな印象になってしまい…

佐々木
短期離職の場合は特に退職理由が難しいですよね…

まずは根本的に注意していただきたいことからお伝えしていきますね!

退職理由を考えるうえで注意すべきこと

まず注意したいことは次のと通りになります。

絶対に注意するべき点
  • 会社に対しての不平不満、悪口、文句は絶対に言わないこと

特に、『聞いていた仕事内容と違っていたから…』『上司が酷くて…』のような「言い訳」に捉えられてしまうような言い方をされる人が多くいます。

会社や上司のせいにした言い訳と採用担当者に捉えられてしまうと…

  • あなたがもっと頑張れた点があるのではないか?
  • そもそもその会社を選んだのはあなたではないか?
  • 少しでも転職先で同じようなことがあった場合、同じように言い訳するのではないか?

と思われてしまうリスクが非常に高くなってしまいます。

ゆり
だからこそ、言い訳と勘違いされるような、不平不満、悪口、文句は全体に言わないことが重要なんですね!
佐々木
はい!おっしゃる通りです!

次は具体的にどう退職理由を考えていけばよいかをお伝えしていきますね。

退職理由を考える時のポイントとコツ

佐々木

まず大前提として考えて頂きたいのは…

短期離職が普通の転職活動と大きく違う点は、面接時にマイナスイメージからスタートしてしまうことです。

ポイントをまとめると下のような感じになります。

大前提のお話

◎普通の転職の場合
最初から「あなたができること、やりたいこと」を話してOK!

◎短期離職からの転職の場合
→最初は面接担当者のあなたに対するマイナスイメージを払拭してもらい、話を聞いてもらう状況を作ることから始めること。そのうえで、「あなたができること、やりたいこと」を伝える。

ゆり
なるほど!

それでは、1ヶ月で転職活動をする場合は…

まず、話を聞いてもらえるような状況を作るために、面接官のマイナスイメージを払拭することから心がけていけば良いんですね!

佐々木
おっしゃる通りです!

そのために、面接官に伝えるべきポイントをまとめると下の3つになります!

退職理由で伝えるべき点
  1. 自分にも落ち度があったと反省していることを伝えること
  2. 全力でやることはやったが、やむを得ず転職活動をしていることを伝える
  3. 新しい環境でチャンレジしたい理由と熱意を伝える

短期離職はどうしてもネガティブに捉えられてしまうので、まずは素直に反省していること伝えると採用担当者の印象がとても違います。

反省の気持ちを伝えたうえで、努力はしたがやむを得なかったを理解してもらい最後は熱意を伝えるという感じですね!

佐々木
それでは具体的な例を見ていきましょう!

長時間労働が原因の場合

退職理由の例1

長時間労働が原因の場合

私だけでなくメンバーのほとんどが1週間に70時間働いていました。私は仕事にも慣れてきましたが、慣れた分だけ仕事が増えて労働時間は減らず、全社的に長時間労働体制の会社でした。

自分の力はついたので前職には感謝していますが、長期的な視点で考えた際に、生産性を上げてより成長をしていきたいと思い、転職を決意いたしました。

28歳女性・事務職

仕事内容が原因の場合

退職理由の例2

仕事内容が原因の場合

現職では広告営業の仕事をしており、成績も上から2〜3番目でした。その会社でマネージャーポジションを目指すことも考えていたのですが、業界の都合上ルーチンワークも多く、現実的に成長に限りがあると実感しました。

そのため、その経験が活かせる御社で新しくチャンレジしていきたいと思いこの度応募させていただきました。

32歳男性・営業職

ゆり
具体例までありがとうございます!

謙虚な姿勢で反省していることを素直に伝えた上で、頑張ってきた点とこれからの熱意をまとめる感じですね!

佐々木
そうなんです!

まずは短期離職のマイナスイメージを払拭するためにも素直な姿勢を見せつつ、あとは熱意をアピールしていきましょう!

まとめ|入社して1ヶ月はまずは在職中に選択肢を考えてみるべき

佐々木
今回は入社1ヶ月で会社を辞めたくなったときの考え方と、短期離職での転職を成功させる方法をメインにお伝えしてきました。

要点を少し整理すると…

まとめ
  • 短期離職のリスクを考えてまずは在職中に可能な選択肢(転職も含めた)を洗い出すことが重要
  • 在職中の転職活動では効率的に進めるためにも転職エージェントを使うことがベスト
  • 入社1ヶ月の退職理由はまずは面接官のマイナスイメージを払拭させることから
ゆり
まずはこの3つを意識すれば良いということですね!
佐々木
はい!おっしゃる通りです!

最後にもう一度おすすめの転職エージェントをまとめておきますね。

おすすめ5社
  1. 『リクルートエージェント』★
    特徴:業界No.1の転職エージェント
    【公式】https://www.r-agent.com/
  2. 『マイナビエージェント』★
    特徴:20.30代の若手のサポートが手厚い
    【公式】https://mynavi-agent.jp/
  3. 『doda』
    特徴:求人数やサポート体制共に業界トップクラス
    【公式】https://doda.jp/
  4. 『パソナキャリア』
    特徴:業界No.1のサポート体制
    【公式】https://www.pasonacareer.jp/
  5. 『JACリクルートメント』
    特徴:年収500万円以上のエグゼクティブ向け
    【公式】http://www.jac-recruitment.jp/
ゆり

ありがとうございます!

ただ、どれも良さそうで迷ってしまいますね…

佐々木
もし迷われているようでしたら、上の★マークをつけた…

リクルートエージェント、マイナビエージェントの2社に登録をしておけば間違いないですよ!

また、年収500万円以上でエグゼクティブ向けの転職をしたい方には、ハイクラス案件の実績が豊富なJACリクルートメントを利用しましょう!

佐々木
あなたの転職成功を応援しています!