こんにちは。熱血キャリアコーチの鈴木です!
現在49歳で、キャリアに悩む「キャリア迷子」のサポートをメインに取り組んでいます。
その後、ベンチャー企業での営業部長や中国・上海での幼児教室立ち上げの責任者などを経て、5年前から転職支援の仕事に携わっています。 大手からベンチャーまで、年功序列や実力主義など色々な企業で働く中で、多くのことを経験しましたし、転職でも多くの失敗をしました。 そんな自分を反面教師として、1人でも多くの方に自分らしく働いてほしいと思って、この仕事をしています。 そこで、自らの経験や考えをみなさんにお伝えすることで、少しでも前向きに働いてほしいと思い、本コラムを執筆をしました。 今回は、Twitterでみなさんから寄せられた『熱血キャリアコーチに聞いてみたい質問』に答える形で、転職エージェントの活用方法など、私の考えをお伝えしていきます。(全3回) Twitterで『熱血キャリアコーチに聞きたいこと』を募集したところ、たくさんの質問が集まりました。 今回は記事の内容をわかりやすくするため、転職nendoの佐々木さん(@sasaki_recruit)を相手にした会話形式も挟みつつ、質問にお答えしながら解説していくスタイルで進めていきます。 ジャンプできる目次 転職nendoで記事を執筆していただきありがとうございます! 本日はよろしくお願いします! よろしくお願いします! いきなりの質問ですが、転職エージェントの介在価値は何ですか? エージェントを利用したからこそ得られるメリットですね。 それはエージェントの企業規模や特徴で分かれます。 なるほど。エージェントは使い方が重要というですね。 では、自分の希望を整理したとして、それに合ったエージェントとはどうすれば出会えますか? 人間的な相性もありますので、いくつかのエージェントと面談して、提供サービスが自分の求めていることに合っているかを確かめた上で決めた方がいいですね。 それでは、会話の中で出てきたエージェントの介在価値について、分類しながら解説していきますね。 転職エージェントは、会社の規模で大手と中堅・中小。扱う領域で、総合型と特化型に分けられます。 実際には、名前を聞けば多くの人が知っている大手エージェントは総合型なので、次の3つに分類できます。 ◯大手エージェント(総合型) ◯中堅・中小エージェント(特化型) ◯中堅・中小エージェント(総合型) それでは、大手エージェント(総合)と中堅・中小エージェント(特化型)について、もう少し詳しく説明していきますね! 大手エージェントは何と言っても、圧倒的に求人数が多いのがメリットです。 求人を自分で探すことには限界があるので、自分で探しても出会えない求人を紹介してもらえる点は大きな特徴。 一方で、若いキャリアアドバイザーも多く、誰に担当してもらうかによって、提供サービスにばらつきがあるのでアドバイザーの力量を見極めることが必要です。 「面談で詳しく話を聞いてもらえなかった…」「大量の求人を紹介されるだけだった…」などの感想をよく聞くので、キャリアアドバイザーからしっかりとサポートを受けることを希望する場合には、物足りなさを感じるかもしれません。 特化型エージェントは、IT業界やバックオフィスなど、業界や職種に特化しているので、情報に詳しく、専門知識にも長けていますね。 求人案件もその領域に特化していますので、狙う領域が固まっている場合には、効率的に求人案件を紹介してもらうことが可能です。 また、業界特化型のエージェントには、その業界出身のキャリアアドバイザーが多く在籍していますので、専門知識や業界情報に詳しく、適切なアドバイスをもらえることも多いと思います。 逆に言えば、業界や職種などをまだ絞り切れていない求職者が、1つの特化型エージェントだけに任せてしてしまうと、狭い選択肢の中だけで選考を進めることになるので注意が必要です。 中小のエージェントは数が多いだけに、提供サービスの内容も質もバラバラですので、こういうものだと定義することができません。 大手の紹介スタイルを真似ている会社もあれば、求職者に向き合って手厚いサポートをする会社もあります。求人数では圧倒的に大手に及ばないデメリットを補うために、それぞれのエージェントが特色を出して運営していると言えます。 ですので、中小のエージェントを利用する場合には、どんなサービスを提供している会社なのかを理解して、自分が求める内容と合った会社を選ぶことが重要です。 転職活動の軸が固まっていない人や、応募書類をどのように作ったらいいか分からない求職者には、中小の中で伴走型でサポートしてくれるエージェントがお勧めです。 全体から見れば数は多くありませんが、向き合いながら転職活動を進めてくれますので、安心して取り組めると思います。 エージェントとのマッチングでは、面談前に自己整理が不十分な求職者が有名だからと大手ばかりに行ってしまうと、キャリアの志向や自分の強みなどを整理できないままの状態で転職活動が進みます。 数多くの求人を紹介された結果、どうしたらよいか分からず、消化不良を起こしてしまい、結果的に転職活動が上手くいかなかったというケースも耳にします。 逆に、自分の志向や強みなどが整理ができている人や、実績がしっかりしていて、ひとりで内定を獲得できる自信がある人は、多くの求人に触れた方が選択肢が広がり、キャリアの可能性が広がるので、大手エージェントに相談した方が成功の可能性が高くなると言えますね。 自分の状況や求めるサービスをしっかりと把握した上で、大手と特化型、中小と自分に合ったエージェントを見つけて、転職活動の成功に繋げてください! 続いて、転職エージェントと転職サイトの使い分けの方法を教えてください。 転職サイトからは求人情報が得られるだけなので、大手のエージェントから求人情報を提供されるのとほぼ同じだと考えるといいですね。 ある程度方向性が決まってる人や自分で行動できる人は、転職サイトで求人情報を見て自分で転職活動を進めてもよいということですね。 それで問題ないと思います。 ただ、転職エージェントと転職サイトはビジネスモデルが違うことも念頭に置くべきです。 人材紹介である転職エージェントは成果報酬型で、求職者が入社したら年収の30%程度の金額が企業からエージェントに支払われます。 転職サイトは求人情報の掲載料金を支払う形で、何人採用しようが料金は変わりません。 人材紹介では採用時にそれなりの金額を支払うことになりますから、お金に余裕がない中小企業やベンチャーはなかなかエージェントを利用できず、転職サイトを選びがちになります。 転職サイトを利用していて、エージェントを使ってない企業は財政面に余裕がないという見方もできますね。絶対ではないですけど… 「自分が企業に入社したらエージェントにこのぐらい報酬が入るからここまでやってくれているんだ」と知っておくことは大切だと思います。 また、転職サイトとエージェントの両方を利用している企業は、色々なチャネルから積極的に採用していると考えることもできます。 財政面の安定は入社後の給与水準も含めて、影響を及ぼしますからね。 怖いのは、転職活動が上手く進んでいない人が、転職サイトに掲載されていて「アットホームが売りです」や「風通しがよい会社です」といった耳障りのよい内容が書いてある人気のない企業に応募して、簡単に転職してしまうことですね。 入社した後で「間違った!」と思って早期退職したいと相談を受けるケースは結構多いと感じています。 今回は、転職エージェントの仕組みや活用方法、転職サイトとの違いについて、私なりの視点でお話しました。 次回は「転職活動での方向性の固め方」や「仕事の選び方」などについてお話する予定です。 この記事が少しでもよいと思った人は、下のボタンからシェアをお願いします!そもそも転職エージェントの介在価値って?
転職エージェントには複数の種類がある
大手エージェント(総合型)の使い方
中堅・中小エージェント(特化型)の使い方
中堅・中小エージェント(総合型)の使い方
転職エージェントの選び方まとめ
転職エージェントと転職サイトの使い分け
まとめ