仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ち

現在の仕事をしながら転職活動をすることは珍しいことではありません。
むしろ、給与などの収入面を考慮するなら、そうするべきと言えるでしょう。

しかし、ここには陥りがちなミスも存在するため、この記事では、仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ちを解説します。

これらはあなたが次のステップへとスムーズに移行する上で不可欠なポイントですので、転職活動中に起こり得る問題を未然に防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

株式会社Jizai キャリア事業部

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仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ち

現在の職場で勤続しながら、転職活動を通じて次のキャリアへと一歩踏み出す際には、社会人として相応しい態度が求められます。
ここでは、よくある6つの過ちを挙げますので、これらを避け、転職活動をスムーズに進めてください。

過ち1：転職活動していることを同僚に話す

同僚に転職活動の事実を話すことはリスクが伴います。

一般的に、職場内での情報は意外と早く広まるものです。
仮に口止めをしたとしても、それが守秘されることに期待はできません。

あなたの転職活動が上司に知られることで、今の仕事の評価に影響を与えかねない状況を作り出してしまう可能性があります。

仕事をしながら転職活動を進める際は、同僚には話さないなど、プライベートでの情報管理には特に注意を払いましょう。

過ち2：転職活動していることをSNSに投稿する

SNSへの転職活動の投稿は絶対にやめましょう。

SNSはパーソナルな空間のように感じられますが、実際にはパブリックな場であり、誰があなたの投稿を見ているか分かりません。

職場の同僚や上司だけではなく、取引先などの関係者が見ることもあり得るため、転職活動に関する投稿は慎重になる必要があります。

転職は個人のキャリアにとって重要なステップです。
そういった観点からも、公の場であるSNSで軽率に発信することはおすすめできません。

過ち3：転職活動に会社のパソコンやWi-Fiを利用する

会社の設備を転職活動に使用することは2つの理由から避けるべきです。

たとえば転職サイトを会社のパソコンで閲覧・操作したり、応募書類（履歴書や職務経歴書）を会社のプリンタで印刷したりといった小さなこともここに含まれます。

まずはセキュリティ上の問題です。
企業のネットワークは監視されている可能性があり、あなたの閲覧履歴や通信履歴が記録されている場合があります。

次に、倫理的な問題です。
会社の設備は業務目的での使用が前提であり、転職活動に使用することは、企業の方針や信頼に反する行為と見なされることが多いです。

不要なトラブルを避けるためにも、転職活動には私物を使用しましょう。

過ち4：転職サイトで勤務先をブロックせず軽薄に応募する

転職サイトを利用する際は、現在の勤務先をブロック設定することが重要です。

転職サイトの多くは、現在の勤務先を除外する機能を提供しています。
これは、あなたが誤って応募してしまうことを防ぐだけでなく、ブロックした企業はあなたのプロフィールなどを閲覧できなくなります。

そのためこれを活用しない手はなく、また、現在の勤務先と関連する企業についてもブロック対象とした方が無難でしょう。
例えば、業界が狭く、人の出入りが少ない業種となれば、あなたの転職活動が意図せず露見してしまう可能性もあります。

過ち5：就業規則の退職に関する条項を確認しない

転職（退職）にあたり、就業規則は事前に確認しておかなければなりません。

退職には会社ごとの就業規則が大きく影響します。
特に、退職通知期間の規定や違反した場合のペナルティなどには細心の注意が必要で、知らなかったでは済まない場合も少なくありません。

退職時期については、法律上は「2週間前」の通知で退職できることになっていますが（民法627条1項）、多くの会社の就業規則では「30日以上前」の通知が定められています。
この通知期間を守らないと、退職前にもめることになるだけでなく、場合によっては金銭的なペナルティを負うこともあり得ます。

過ち6：勤務先の業務をおろそかにする

転職活動中であっても、現在の職務に最大限の責任を持つことは当然の義務です。

職務をおろそかにする行為は、同僚や上司に対する信頼を失墜させ、最悪の場合、転職前に職を失うことにも繋がりかねません。
仮に転職先が内定していたとしても、社会人としての責務を果たすべきでしょう。

また、勤続中の職務放棄は、次の職場での評価に悪影響を及ぼすかもしれません。
なぜなら、業界内での噂の広がりは速く、転職先の上司の耳に入らないとも限らないからです。

仕事をしながらの転職活動についてよくある質問

仕事をしながらの転職活動はひとつの戦略として賢明ですが、それには様々な不安や疑問が付きまといます。
ここでは、勤続中の転職活動についてよくある質問に答えていきます。

勤続中に転職活動をしてもよい？

転職活動は個人の権利ですから、勤続中の転職活動に問題はありません。
しかし、勤務時間中の転職活動は避けるべきです。

現在勤めている会社に在籍しながら次のキャリアを探すことは一般的な行為ですが、勤務時間を利用しての転職活動は就業規則に反する恐れがあります。

例えば、仕事中に転職サイトを閲覧したり、履歴書を更新するなどの行為は避け、プライベートな時間を使うべきです。
また、会社の設備やリソースを転職活動に利用することは法律的な問題にも繋がりかねませんので、個人のデバイスやインターネット環境を使いましょう。

働きながら転職活動をしたらばれる？

転職活動がばれるリスクは完全には避けられませんが、細心の注意を払えばリスクを最小限に抑えられます。

転職活動がばれる主な理由として、職場の人間関係における不用意な発言やSNSでの情報漏洩、転職サイトでの露出が考えられます。

そのため、同僚には話さず、SNSでの投稿を避け、転職サイトでは在籍する会社をブロックするなど、慎重に行動することが求められます。

転職活動をしていることがばれたらどうなる？

あなたが転職活動をしていることが同僚や上司に知られた場合、いくつかの問題が発生する可能性があります。

まず、職場内での信頼関係が損なわれるかもしれません。
特に、日本の職場文化においては、チームワークと社内の調和が重視されるため、転職の意向が知られることで、社内の雰囲気に悪影響を及ぼすことも考えられます。

また、仕事での評価が下がったり、昇進や大切なプロジェクトから外されることも考えられます。
さらに、最悪の場合は雇用契約に影響を与える、つまり解雇されることもあり得ます。

仕事をしながら内定をもらった場合、入社日はいつ頃がよい？

内定後のスムーズな職場移行のためには入社日の設定が重要です。

内定を受けた後、入社日は現在の職場の退職手続きや引き継ぎの期間を考慮して設定する必要があります。
多くの会社の就業規則では、退職の意志を表明してから30日後の退職となることが多いですが、これは事前に確認しておく必要があるでしょう。

なお、就業規則で30日前と定められていた場合でも、それはあくあまで最短期間です。
現在の職場に対して感謝の意を示し、可能な限り円滑な引き継ぎを行い、後任者に負担がかからないよう配慮することが肝心です。

この記事のまとめ

この記事では、仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ちを解説してきました。
転職活動中に犯しがちな間違いと、それを避けるための具体的な方法を知っておくことは、転職活動をスムーズに進めるために必要なことです。

ここでは重要なポイントを再掲しますので、あなたの転職活動に過ちがないか、改めて確認してください。

転職は、あなたのキャリアにとって大きな転機です。
この記事を参考に、計画的かつ戦略的に転職活動を進めてください。