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エンジニアと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。
開発系エンジニア、Webエンジニア、インフラエンジニアなど、専門性を高めた職種が存在し、それぞれが異なるスキルセットと知識を要します。
この記事では、エンジニアの23職種をタイプ別に解説し、あなたがこれから目指すべきキャリアパスを見つける手助けをします。
- エンジニアへの転職を考えているが、どの職種が自分に合うか分からない人
- エンジニアとしてのキャリアを積みたいと考えている人
- 自分のエンジニアとしての専門性を活かせる職種を探している人
- これからのキャリア形成に役立つ具体的な情報を求めている人
エンジニアとは?
「エンジニア」という職業は、ただ単に「技術者」という意味ではありません。
エンジニアには、IT系だけでも開発系エンジニア・Webエンジニア・インフラエンジニアなど、さまざまな種類が存在し、それぞれが独自の専門分野を持ち合わせています。
これらの職種には、特定の技能や知識、経験が必要とされ、さらに、技術の進歩と共にその役割は日々進化しています。
また、転職市場でも、これらの種類豊富なエンジニアには高い需要があります。
そのため、新たなキャリアを築きたいと考えている人にとって、自分に適した職種を選ぶことは非常に重要です。
以下では、23職種のエンジニアの仕事内容をタイプ別に詳細に解説し、あなたのキャリア形成に役立つ情報を提供します。
開発系エンジニア
開発系エンジニアは、IT業界における中核を成す職種です。
それぞれの専門分野において、技術的な深い知識と経験が要求され、新しいソリューションを創出することが期待されています。
- システムエンジニア(SE)
- アプリケーションエンジニア
- プログラマー
システムエンジニア(SE)
システムエンジニア(SE)は、顧客のビジネス要件を理解し、それを満たすためのシステムを設計・開発する技術者です。
プロジェクト管理能力と深い技術知識を兼ね備え、システムのライフサイクル全体を通してその責任を担います。
また、効率的なシステム解決策を提供することで、企業の競争力を高める重要な役割も果たします。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、特定のアプリケーションソフトウェアの開発に専念するエンジニアです。
彼らはユーザーのニーズを満たす、直感的で効率的なアプリケーションの設計と開発に携わります。
ユーザーインターフェースの設計からバックエンドのプロセスまで、アプリケーションの各側面を考慮する力が求められます。
プログラマー
プログラマーは、ソフトウェア開発の具体的なコーディング作業を担当します。
システムエンジニアやアプリケーションエンジニアが定義した要件を元に、機能するソフトウェアを構築するためのコードを作成します。
プログラマーには、さまざまなプログラミング言語への深い理解と技術が求められます。
転職を検討している方にとって、これらの職種は将来性が高く、キャリアアップにつながる可能性を秘めています。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、インターネット上で動作するWebアプリケーションやWebサービスを開発する技術者の総称です。
この分野は大きく分けてフロントエンドとバックエンドの専門性に分かれ、それぞれに重要な役割があります。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、ユーザーのブラウザ上で動作するウェブサイトやウェブアプリケーションのインターフェースを開発する専門家です。
HTML、CSS、JavaScriptなどを駆使して、直感的かつ美しいユーザー体験を実現するデザインを作り上げます。
レスポンシブデザインやアクセシビリティに関する知識も必要とされます。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、ウェブアプリケーションのサーバー側の設計と構築を行います。
データベースの管理、サーバーの設定、アプリケーションのビジネスロジックの開発などを担当し、フロントエンドで行われる処理を支えるバックボーンを構築します。
プログラミング言語としては、Ruby、Python、PHP、Javaなどが一般的に使用されます。
ウェブの世界で働きたいと考えている方や、技術的なスキルを活かしてキャリアアップを目指す方にとって、理想的な選択肢と言えるでしょう。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、情報システムの基盤となるサーバーやネットワークなどの設計、構築、運用を行う専門家です。
ITインフラは、システムの性能と安定性を支える重要な要素であり、企業活動の根幹をなす部分です。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
- クラウドエンジニア
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、ハードウェアおよびソフトウェアのインストール、構成、メンテナンスを専門とします。
サーバーの性能監視、データのバックアップと復旧、セキュリティの維持などを担当し、システムがスムーズに動作するようにするために不可欠です。
また、仮想化技術を使用して物理サーバー上で複数の仮想マシンを実行する能力も求められることが多く、サーバーのスケーラビリティ(拡張性)とコスト効率を向上させます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワーク・インフラストラクチャの設計、実装、監視、保守を行います。
ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の設定に精通しており、ネットワークトラフィックの最適化、障害発生時の迅速な問題解決、セキュリティ対策の実施などを行います。
ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを維持することは、企業の運用にとって極めて重要です。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データの格納、整理、検索を可能にするデータベースの設計と管理を担当します。
SQLを含むデータベース言語に精通し、データの構造化、データベースのパフォーマンスチューニング、データのセキュリティとバックアップ戦略の実施などを行います。
データベースエンジニアは、データへの正確かつ迅速なアクセスを保守する役割を果たします。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サイバーセキュリティの脅威から企業の情報資産を守るためのシステムを設計・実装します。
侵入検知システムの設定、ファイアウォールの管理、セキュリティポリシーの開発などを行い、定期的なセキュリティ監査や脆弱性評価を通じてシステムの弱点を特定し、修正します。
また、従業員へのセキュリティ意識向上トレーニングの提供も彼らの役割です。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウドベースのインフラストラクチャとサービスを管理し、設計する技術者です。
コスト効率とパフォーマンスのバランスを取り、ビジネスのニーズに応じてアプリケーションをクラウド環境に移行し、クラウドリソースのスケーリング、監視、最適化を行います。
クラウドエンジニアは、IaaS、PaaS、SaaSなど、さまざまなクラウドサービスモデルに精通している必要があります。
転職を検討している方で、技術的な専門知識を深め、企業のIT基盤を支える重要な役割を担いたい場合、インフラエンジニアは理想的な選択肢となります。
機械系エンジニア
機械系エンジニアは、製品の設計、開発、テストに関わる分野の専門家です。
具体的には、製品の機能性や耐久性、コスト効率性を考慮しながら、CADソフトウェアを用いた精密な設計図の作成、プロトタイピング、テスト実施、製造プロセスの監督までを行います。
- エンベデッドエンジニア(組込みエンジニア)
- サービスエンジニアア
エンベデッドエンジニア(組込みエンジニア)
エンベデッドエンジニアは、特定の機能を実行するために特化されたコンピュータシステムの設計と開発を専門とします。
これには、家電製品から自動車の制御システム、医療機器に至るまで多岐にわたる製品が含まれます。
ハードウェアと密接に連携する効率的なソフトウェアを作成し、システムのリアルタイム性能を最適化します。
サービスエンジニア
サービスエンジニアは、製品の修理、メンテナンス、設置を行う技術者であり、顧客サービスの面でも重要な役割を果たします。
製品の機能的な問題を診断し、適切な修正を施すことで、製品の稼働時間と信頼性を保つ責任を持っています。
また、顧客への技術的なアドバイスやトレーニングを提供し、製品の使用方法やメンテナンス手順についての説明も行います。
転職市場においても、これらのスキルを持つエンジニアは高い需要があり、特に先端技術を扱う企業や製品を開発するスタートアップ企業では重宝されます。
上流工程担当エンジニア
上流工程担当エンジニアは、ソフトウェア開発プロジェクトの初期段階における要件定義やシステム設計などを行います。
顧客のニーズを把握し、プロジェクトの方向性を決定し、品質、コスト、納期などの管理を行いながら、プロジェクトを成功に導きます。
- プロダクトマネージャー
- ITコンサルタント
プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーは、製品の企画から開発、市場投入など、ライフサイクル全体を通じた管理を行います。
市場調査を行い、製品が市場の要求を満たしているかを確認し、製品開発チームと密接に連携しながら製品戦略を策定します。
また、開発プロセスにおける進捗管理やステークホルダーとのコミュニケーションも重要な責務です。
転職を考えるエンジニアにとって、これらのポジションはより戦略的な視点でキャリアを発展させるチャンスとなるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の情報システムに関する問題解決を支援する専門家です。
ビジネスと技術の両面からクライアントにアドバイスを提供し、システムの最適化や新技術の導入を推進します。
また、経営戦略とIT戦略の整合性を図りながら、企業が抱える課題を技術的観点から解決するための計画を立案します。
その他のエンジニア
エンジニア業界には、一般的ではないが非常に重要な役割を果たす職種もあります。
- 社内SE
- フルスタックエンジニア
- データサイエンティスト
- セールスエンジニア
- テストエンジニア
- フィールドエンジニア
- サポートエンジニア
- ブリッジSE
- AIエンジニア
社内SE(社内システムエンジニア)
社内SEは、企業内の情報システムの維持と改善に努めるエンジニアです。
主な業務内容としては、社内システムのトラブルシューティング、必要なシステムの更新やアップグレード、ユーザーサポート、新しいテクノロジーの研究と導入などがあります。
また、社内SEは他部門のニーズに応じてシステムのカスタマイズや新システムの提案も行うため、コミュニケーションスキルも非常に重要です。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは、ウェブやアプリケーションの開発において、フロントエンド(ユーザーインターフェース)とバックエンド(サーバーサイドのロジック)の両方に対応できる技術者です。
HTML、CSS、JavaScriptによるフロントエンドの開発と、Ruby on RailsやDjangoといったフレームワークを使用したバックエンドの開発に加え、データベース技術やサーバー管理に至るまでの幅広いスキルが求められます。
プロジェクトの全体像を把握し、全ての技術的側面で貢献することができます。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、ビッグデータを解析して有益な情報を抽出し、企業の意思決定や戦略立案を支援する役割を持っています。
統計学、機械学習、データマイニング、予測モデリングなどのスキルを使用しながら、複雑なデータセットからパターンを見つけ出し、ニーズの予測や、商品・サービスの推薦などを行います。
この職種は特に、データに基づいた知識がビジネスの競争力を左右する現代において、非常に需要が高まっています。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、技術的な知識と営業スキルを兼ね備えたプロフェッショナルです。
技術的な製品の特徴を理解し、それを顧客が理解できる形で伝え、顧客の要望に合った解決策を提案する役割を担います。
さらに、顧客からの技術的な質問に対して適切な答えを提供し、製品の導入支援やアフターサポートを行うことで、長期的な顧客関係を築くことが求められます。
テストエンジニア
テストエンジニアは、ソフトウェア開発プロセスの中で品質保証を担当します。
テスト計画を立て、テストケースを設計・実施し、バグや不具合を特定します。
また、自動テストスクリプトを作成することで、効率的にテストプロセスを進めることが求められることもあるでしょう。
フィールドエンジニア
フィールドエンジニアは、主に顧客の現場で作業を行うエンジニアです。
具体的には、新しいシステムの設置や既存システムのアップグレード、定期的なメンテナンス、故障が発生した際の修理や、技術的な問題のトラブルシューティングを行います。
この職種は顧客満足度を直接的に左右するため、高いコミュニケーション能力と問題解決能力が必要です。
サポートエンジニア
サポートエンジニアは、ITサポートのフロントラインで活動します。
顧客からの技術的なサポートリクエストに対応し、ソフトウェアやハードウェアの問題を解決するためのアドバイスと支援をます。
この職種では、問題を特定し、適切な解決策を見つけるために、技術的知識を駆使する必要があり、また、優れたコミュニケーションスキルと、迅速かつ効果的な問題解決能力が必須です。
ブリッジSE
ブリッジSEは、国内外のクライアントや開発チーム間でコミュニケーションの橋渡しをする役割を果たします。
技術的な専門知識を持ち、かつ、プロジェクト管理のスキルやビジネスコミュニケーションの能力を備えていることが求められます。
要件の収集、スケジュール管理、品質保証といったプロジェクトの進行管理を担い、開発チームとクライアントの間で発生するミスマッチを解消するための重要な役割を担います。
AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能技術を活用して、機械が人間のように学習し、推論し、問題を解決できるシステムを開発します。
この仕事は、大量のデータを処理し、それを機械学習アルゴリズムに組み込んで、予測モデルを構築することです。
そのため、アルゴリズム、データサイエンス、機械学習モデルの開発に精通している必要があります。
転職を考えている方、新しいキャリアパスを模索している方にとって、これらの職種は多くの可能性を秘めています。
エンジニアの種類についてよくある質問
ここでは、エンジニアの種類についてよくある質問に回答します。
未経験者におすすめのエンジニアの種類は?
未経験から始められるエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、「Webエンジニア」から入門する人が特に多いです。
HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb開発の基本から学び、徐々にサーバー関連の言語も覚えていくことで、スキル積み上げの道筋が分かりやすいという点も魅力かもしれません。
また、多くの資料やコミュニティが存在するため、学習リソースも豊富です。
年収が高いエンジニアの種類は?
一般に、専門性が高く難易度の高い技術を要する「セキュリティエンジニア」や「クラウドエンジニア」が年収が高い傾向にあります。
これらの職種は、企業の情報資産を守る重要な役割を担うため、そのスキルや経験は高く評価されます。
また、プロジェクトの成功に直結する「プロダクトマネージャー」も高年収が期待できます。
エンジニアに適性があるのはどんな人?
エンジニアに適性がある人は、論理的思考力があり、問題解決に対する強い意欲を持っている人です。
新しい技術を学ぶ意欲があり、失敗を恐れずにチャレンジできる柔軟性も重要です。
また、チームで協力して仕事を進めることが多いため、コミュニケーション能力も求められます。
この記事のまとめ
この記事では、エンジニアとしてのキャリアパスを考える上で知っておくべき23の職種を紹介しながら、各職種の仕事内容や求められるスキル、そしてキャリアアップへの道のりについても触れてきました。
転職を考える際には、自分の興味やスキル、キャリアゴールを照らし合わせ、最も適した職種を選択することが大切です。
未経験から始める方にはWebエンジニア、年収を重視する方にはセキュリティエンジニアやクラウドエンジニアもおすすめです。
この記事が、あなたの輝く働き方を見つけるための一助となれば幸いです。
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