このページのリンクにはプロモーションが含まれています。
「児童指導員を辞めたいな…」
「児童指導員を辞めて、新しいキャリアを歩むべきかな?」
と悩んでいませんか?
この記事では、前職の児童福祉施設を辞めた後、保育士として活躍している松田さんに「前職を辞めると決断したエピソード」を語ってもらいました。
32歳 女性 大阪在住 既婚
児童福祉業界に5年勤務。
その後、転職活動を経て、現在、保育士として活躍中。
ジャンプできる目次
児童指導員を辞めたい理由4選|児童指導員経験者が真実を激白!
今日はよろしくお願いします。
早速ですが、前職の児童指導員を辞めたいと思った理由について教えてください!
こちらこそよろしくお願いします!
そうですね…
私が前職の児童指導員を辞めた理由は、大きくわけて以下4点ですね。
児童指導員を辞めたいと感じた理由①|施設の管理者がお金儲けで福祉に手を出していたから
施設の管理者がお金儲けで福祉に手を出していた…というのが、前職の児童指導員を辞めたくなった理由の1つめですね。
もう少し詳しく教えてください!
これは、福祉業界ではよくあることなのですが、人材派遣など別のことを手掛けている株式会社がお金儲けのために、福祉に手を出すことが結構あるんです。
私がいた前の会社がまさにそのパターンでした、、、。
もともと人材派遣の会社だったため、障がいに対して理解がないまま事業をスタートさせてしまっていたんです。
障がいに対する理解がないままサービスを提供しているということは、かなり悪質ですね。
指導マニュアルや研修もほとんどなくて…
私はその前に他の児童福祉施設で2年ほど実務の経験があったので、なんとか対応できたのですが、あの現場が初めてという方はかなり戸惑っていましたよ。
それは大変でしたね。
現場で対応に困ったときはどうしていたのですか。
私個人としては、子どもたちの自立につながる支援が必要だと考えていたので、一人ひとりに時間をかけながら丁寧に指導していました。
でも、会社は利益優先のため児童を多く受け入れることばかり考えていて、安全に見守りができなかったです。
完全に人手不足だとわかっていたのに、利益を重視して児童の受け入ればかりを増やしていたのですね。
そのうえ管理者は、ほとんど現場にいなくて、なにかあると全部責任を押し付けられました。
そのうち、だんだん自分に余裕がなくなってしまい、以前のように子どもたちに優しく接することができなくなってしまったんです。
このままだと、子どもたちに失礼だと思い、退職することを決めました。
児童指導員を辞めたいと感じた理由②|支援計画がなく子どもを預かるだけだったから
そのことについて、もう少し詳しく聞かせていただけますか。
通常であれば、児童指導員の仕事というのは、子どもたち一人ひとりの成長に合わせて、活動内容や目標設定をおこなうのですが、前職ではそういった支援計画が一切なくて、「ただ子どもたちを預かるだけ」だったんです。
それだと、児童指導員としての業務を全うしていないことになりますね。
保護者への連絡帳の記入業務もなかったのですか。
普通は、今日一日あったことを保護者の方にお知らせするために、連絡帳の記入業務があるのですが、前職ではそれもありませんでした。
なので、子どもたちの成長に無関心な児童指導員も多くて、「こんなずさんな環境でいいのか」と憤りを隠すことができませんでした。
それこそが、児童職員として本来あるべき姿だと私は思いますよ。
児童指導員を辞めたいと感じた理由③|虐待まがいの𠮟り方をする管理者に嫌気がさしたから
えっ、それは、あまりにもひどいですね。
管理者である立場の人間がそんなことをするなんて。
管理者が、子どもたちの嫌がるようなことや、やってはいけないことを平気でやっていたことは目に余る光景でした。
具体的にどんなことを子供たちにしたのでしょうか。
聞くのも怖いですが、教えてください…
管理者は、とにかく偉そうに振舞うんですよ。
なんというか、威圧感が酷くて、管理者を見た途端に泣き出す子もいたくらいです。
そうすると余計に機嫌が悪くなって、異常なくらい怒鳴るんです。あれは、虐待だと思われてもしかたないレベルでした…
管理者が虐待まがいの𠮟り方をしたのですか!?
それはもう管理者を名乗る資格はないですね。
私たち児童指導員にきつく当たるなら、まだ耐えられたのですが、子どもたちにまで怒りの矛先が向かうのは許せなかったです。
実際、施設の評判はどんどん落ちていって、辞めていく子どもたちも増えたので、このタイミングで私も転職しようと覚悟を決めました。
児童指導員を辞めたいと感じた理由④|子供と関わることが難しく、自分の限界を感じたから
発達障がいの子どもたちって、一般の子以上に「苦手」に対する意識がすごくて、嫌なものに対してはとことんやりませんし、ちょっと頑張ってみるよう説得しても逆効果で発狂してしまうこともしばしばでしたね。
1人ひとりを理解してあげたいって思えば思うほど、現状、うまく対応してあげられていない自分に苛立ちを感じてしまいました。
発達障害の子供でなくでも、人と人との関わりって難しいものなので、十分頑張ってお仕事されていらっしゃったのだと思いますよ…
もちろん、対応は一通りではなく、様々なパターンを試してみました。
ただ、あらゆる手段をつかっても、わかりあうことができなかったこともあり、自信を喪失してしまったという感じです。
最初は諦めず、いろんな方法を試してみたものの、どうやってもわかりあえない瞬間を感じてしまって、辞めるという決断に至ったということですね。
でも子供と関わりあうことだけはどうしても諦めたくなくて、児童指導員よりは比較的子供と接しやすい保育園に転職することを決めました。
児童指導員を辞めたくなった!お給料事情&残業時間とは…?
いいですよ。年収260万円でした!
子どもたちから目を離すことができない緊迫とした職場だったというのに安いですよね…笑
泣き叫ぶ子や落ち着きなく動きまわる子もいたでしょうし…
本当に子どもを相手にするお仕事って、体力的にもキツイですよね。
それでこの年収だと業務内容に見合ったお給料とはいえないのではないかと個人的には思います…
ちなみに、残業はあったのですか。
残業は、月に20時間未満でした。
前職は、子どもたちが帰ってからの事務作業はほとんどなかったので、残業は少なめでしたね。
たまに、管理者の機嫌が悪いと長々と説教されて、遅くなることもありましたが。笑
まとめると以下の通りとなります。
- 施設の管理者がお金儲けで福祉に手を出していたから
- 支援計画がなく子どもを預かるだけだったから
- 虐待まがいの𠮟り方をする管理者に嫌気がさしたから
- 子供と関わることが難しく、自分の限界を感じたから
児童指導員を辞めてから感じる「培ったスキル」って?
現在は、前職の児童施設を辞めて、転職活動をされている松田さんですが、あの経験が、今に生きているなと感じる瞬間はありますか?
あえて絞って挙げるなら、この3つのスキルが前職の児童指導員で培われたなと思っています。
児童指導員で培った強み①|想像力
そのため、なぜそのようなことが起こったのか想像する力が培われたと思いますね。
もっと詳しく教えてください。
現場で何かハプニングが起こった時、子どもたちに「なぜ?」と聞いても、すぐに答えてくれないことが多かったので、なかなか問題が解決できず苦しみました。
でも、毎日子どもたちと一緒に過ごしていると、その子の性格がわかるようになるので、「この子は意味もなく、こんなことをする子ではないな」という頭が働くんです。
そうすると、その子を肯定しながら、起こってしまった原因を想像できるので、とても穏やかな気持ちになれました。
なにか具体的なエピソードは何かありますか。
施設ではよく子どもたち同士で喧嘩になることがあるのですが、そういう時に物が壊れてしまったことがありました。
そういう時は、物が壊れてしまったことにフォーカスするのではなく、こんなに激しい喧嘩になってしまった原因を探るようにしていました。
正直、正しい答えはわからなくても、相手を思いやって想像することに意味があるなと思っています。
「○○に違いない」と決めつけると、余計に子どもたちが委縮してしまうので。
松田さん自身が、大らかに想像力を働かせることで、子どもたちものびのびと成長できるのでしょうね。
児童指導員で培った強み②|コミュニケーション能力
子どもたちを相手にするお仕事となると、コミュニケーション能力は高くなりそうですね。
子どもたちとのコミュニケーションはもちろんですが、保護者様とのコミュニケーション能力も上がりましたよ。
もっと詳しく聞かせてください。
私がいた施設は、送迎ありの放課後等デイサービスだったので、毎日お迎えに来た保護者様と会話をする機会がありました。
発達障がいを持っている子の保護者様は比較的ナーバスになりやすいこともあったので、話をする時は慎重に言葉選びをしていました。
具体的にはどんなことを意識されていたのですか。
シンプルにいうと、できるだけ喜ばれる発言を心がけておりました。
たとえば、「落ち着きがない」っていうワードを「明るくて元気がある」って言い換えるだけで、ずっとポジティブになりますからね。
ポジティブな言葉選びで、相手を幸せな気持ちにできるのは、この先どんな人間関係にも生かすことができそうです。
すばらしいですね。
児童指導員で培った強み③|ヒヤリハットを予測する力
初めて聞いた言葉です。どんな力なのでしょうか。
管理者が無頓着すぎて、常に教室内には危険が多くあったので、自然とこの能力は養われましたよ。
事故につながるようなことはなかったのですか。
幸運なことに大事故になるようなことは一度もありませんでした。
常に、「これをしたらこれが倒れる」「この子がこれしたら脱走できてしまう」等々、子どもたちが危険にさらされないために何をしたらいいのかをひたすら考えていましたからね。
常に気を抜かず、さまざまな危険を想定できるのはすごい力だと思います。
児童指導員を辞めたいと思ったら、最初にすべきこと
松田さんは現在、めでたく保育士として働くこととなられたのですが、転職しようと決意した時に、なにか行ったことってありますか?
あ、一旦「転職サービス」に何社か登録しました!
他の職種も一応迷っていたので、有名どころと保育士に強そうな転職サービス両方ともです。
ちなみになのですが、その時に、お世話になったサービスの名前を教えていただくことはできますか?
はじめは『リクルートエージェント』を利用していました。
ただ、自分のしたいことを整理している中で、やはり「子供と関わる」という要素は捨てきれずだったので、リクルートエージェントではなく、保育士の転職に強い『保育士ワーカー』をい利用するようになりました。
この2社については、私から詳しくお話させていただきますね。
リクルートエージェント|異業種に転職するなら
- 20万件以上の求人数を誇る業界No.1の大御所サイト
- エージェント利用者の2/3が一度は利用済み(転職nendo調べ)
- 人材会社最大手リクルートの選考を潜り抜けた優秀な担当者ばかり
- 登録者数が非常に多いので、手厚いサポートは期待できない
『リクルートエージェント』は、求人数・実績ともに、圧倒的No.1の転職エージェントです。
求人の総合デパートのようなサービスで、職種・業界を問わない豊富な求人数が魅力です。
加えて、求職者が自覚していない「潜在スキル」を引き出してくれる腕の良い優秀な担当者が揃っているのも魅力です。
転職nendoの調査によると、エージェント利用者の2/3が一度は利用していたサービスなので、どこに登録するべきかわからない場合は、一旦登録してみるとよいでしょう。
登録しなくても、一部求人を見ることはできますが、登録するとより条件の良い求人を探すことが可能になりますよ。
保育士ワーカー|保育士として転職するなら
- 求人数が3.8万件以上と業界No.1
- コンサルタントの提案力に定評あり
- 連絡頻度が多めなのは人によってデメリット
『保育士ワーカー』は、業界最大級の求人数を誇る保育士向けの転職エージェントです。
保育士の求人数が約3.8万件と、他サイトの平均保有数(1万件程度)を優に超えるマンモスサイトであり、選択の幅を少しでも広げたいなら、登録はマストと言えます。
また、コンサルタントの提案力にも定評があり、求職者の求める条件・スキルにあったものをしっかりピックアップしてくれる点も魅力です。
女性サポートの専門チームが2016年に設立されたほど、女性にフォーカスを当てて、転職を支援しているサービスなので、初めての転職する力に特におすすめです!
パソナキャリア|女性が転職するなら
パソナキャリアは、大手転職サービスの中でも特に、女性支援に強みがあると評判のサービスです。
なぜなら同社では、2016年から女性の転職に特化した採用支援チームが設立されているためです。
また、同社の利用メリットは、「キャリア志向の女性の方向けの求人が豊富」である点と、「転職サポートの質が高い」という点で好評を得ています。
特に後者については、オリコン日本顧客満足度調査「転職エージェント」部門において2019年・2020年と2年連続で第1位を獲得しているほどです。
児童指導員を辞めたいと思ったら、自分のキャリアをしっかり考え直したうえで行動しよう!
近年コロナの影響で、業界問わず「採用に対して消極的な企業」が増えています。
「辞めたい…」と、今は考えていると思いますが、児童指導員を辞める前に自分自身としっかりと向き合うことが、今後のあなたのキャリアにおいて非常に重要です。
焦って決断を急ぐのではなく、周りの信頼できる人・転職エージェントなどに相談しながら、じっくりと決めていってください。
しっかりと自分自身と向き合ったうえで転職すべきだと決断できた場合は、しっかり行動に移すようにしましょうね!
- 『リクルートエージェント』
【松田さんのおすすめ】
【公式】https://www.r-agent.com/ - 『保育士ワーカー』
【松田さんのおすすめ】
【公式】https://hoikushi-worker.com/ - 『パソナキャリア』
【佐々木さんのおすすめ】
【公式】https://pasonacareer.jp
本日はありがとうございました!