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「臨床検査技師を辞めたいな…」と悩んでいませんか?
この記事では、現在も臨床検査技師として働く池田さんに「臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間」を語ってもらいました。
35歳 女性 千葉県在住 既婚
大学卒業後、臨床検査技師として3年働く。
その後、臨床検査技師としてのさらなるスキルアップを目指して、病床数県内最大級の有名病院へ転職。
ジャンプできる目次
臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間3選|リアルな声を調査
今日はよろしくお願いします。
早速ですが、臨床検査技師を辞めたいと思う瞬間について教えてください!
こちらこそよろしくお願いします!
そうですね…
私が臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間は、大きくわけて以下3点ですね。
臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間①|求められる技量よりも給料が安い
もう少し詳しく教えてください。
臨床検査技師は、医師や看護師同様、人の命を預かる仕事です。
輸血をはじめ、間違えたら人を殺めてしまう作業が多いので、求められる技量は非常に高く、常に神経をすり減らしながら仕事をしています。
なので、それに見合ったお給料をいただけないとなると、正直やってられないですね…
そんなに大変なお仕事内容だというのに、給料が安いとは驚きです!
とは言っても、事務職などの一般職よりは給料はもちろん良いですよ。
でも、夜勤や当直をしないと、基本給は看護師や放射線技師よりも低いです。
臨床検査技師も夜勤や当直があるのですか?
以前勤めていた病院は、臨床検査技師も24時間体制で臨んでいました。
もちろん断ることもできたんですけど、給料が安いのは嫌だったので、月に4回~8回くらいは夜勤を入れていましたね。
給料を一定水準に挙げるために、夜勤で無理せざるを得ない労働環境は、たしかに辞めたくなりますね…
臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間②|学会や勉強会が多い
もっと詳しく教えていただけますか。
年に何回か規定の勉強会や学会、イベント等があるため、土日が潰れる事が多々あり、それが負担でしたね…
とくに池田さんのようにご結婚されていて、お子さまもいらっしゃるとなると、いろいろ大変ですよね…
土日に勉強会や学会の予定が強制的に入ると、子どもを預けるのが大変で、この職場で仕事を続けていくのは厳しいなと感じるようになりました。
退職を決意するには十分な理由かと思います。
臨床検査技師を辞めたいと感じる瞬間③|精度管理が厳しすぎる
機械の精度が検査結果に直結するため、精度管理をしっかりとおこなうのも、臨床検査技師の大事な仕事です。
たとえば、試薬を溶かす水でさえ、ピペットをつかって正確に測らなければならず、希釈なども絶対に間違えられないというプレッシャーがつきまといます…
それは大変そうです…
あと、患者さんのデータが機械で測れず値が振り切れてしまうことがたまにあるんです。
そうなった場合、自分で計算して希釈をして測定する為、ミスが絶対に許されないところが気持ち的に辛かったですね…
機械で測定できない場合、自分で計算をしないといけないのですね。
間違うことが絶対にできないプレッシャーを考えると、辞めたくなる気持ちもわかりますね。
臨床検査技師を辞めたいと思ってしまった!気になるお給料&残業とは…
先ほど、お給料が低かったというお話でしたが、ここでは前職の臨床検査技師時代の給料と残業についてこっそり教えてもらうことはできますか…?
前職の年収は400万円くらいで、月の残業時間は20時間以内でした。
その後、県内屈指の有名病院に転職したものの給料は変わらずです…
夜勤ありの環境で年収400万円は低いですよね…
ただ転職後は、前職より基本給は少し高くなったのと夜勤なしの環境で働けているので、だいぶ働きやすくなったかなと思います。
その点は同じ臨床検査技師という仕事でも転職してよかったなと思うポイントですね!
あと、病床数も県内最大で勉強できる環境のため、ここでスキルアップして、年収を上げていきたいと思っています。
成長できる環境で、新たな目標ができたのもうれしいです!!!
これまでの経験を生かして、お仕事頑張ってくださいね。
ここまでで紹介したものが、池田さんが臨床検査技師を辞めてしまった理由です!
まとめると以下の通りです。
- 求められる技量よりも給料が安いと感じたから
- 学会や勉強会が多いから
- 精度管理が厳しいから
臨床検査技師で身につけたスキルって?
現在も、新たな環境で臨床検査技師としてお仕事をされている池田さんですが、今まで臨床検査技師の経験から得たスキルなどあれば教えてほしいです!
あえて絞って挙げるなら、この3つのスキルが臨床検査技師で培われたなと思っています。
臨床検査技師で培った強み①|緊急時の輸血対応
当直の度に、輸血の製剤がその患者に合っているかどうかを検査する「輸血のクロスマッチ」をおこなっていました。
そのため、一晩中続く輸血検査のオーダーや、緊急の輸血にも動じず臨機応変に対応できるようになったのは大きな強みだと思います。
医師と連携しながらおこなったのでしょうか?
医師の指示のもと、緊急性の高い患者さんから的確に捌いていきました。
また、なかには副作用が出る患者様もいるため、全体の様子を見ることも同時に意識していましたね。
時間と戦いながら、副作用が出ることにも備えて、慎重に対応しなければならないのですね。
でも、医療従事者として働くうえで必要な輸血を、これだけ多く経験できたことは大きな自信となりました。
今後も生かしていきたいと思います。
臨床検査技師で培った強み②|病理解剖の知識
私は、病理部に所属をしていたため、年何回か病理解剖に従事していました。
具体的には、病理医の指示の元、臓器の写真撮影やご遺体の縫合、臓器をホルマリンにつける作業など、絶対に病理に携わる人間にしかできない仕事をしていたので、専門スキルは人よりも身に着けることができたかなと自負しています。
それはすばらしいですね。
検査技師の仕事のなかでも病理解剖は、特別なご経験なのでしょうか?
病理解剖は、検査技師の中でも携わる人は少ないので、病理へ転職する際に絶対に必要なスキルを身につけたられたのは強みかと思います!
臨床検査技師で培った強み③|適応力
前職場は、検査技師だけで70〜80人いる職場だったので、先輩方のやり方もそれぞれでした。
一度教わったやり方でやっていても、他の先輩に「そのやり方は違う!」と怒られることもあったため、怒られないようどにはどうすればいいか考える癖がついたかと思います。
たしかに70~80人となると仕事のやり方も人それぞれですもんね…
ただ、指摘してくれた先輩の顔に泥を塗らないよう「このやり方もやりやすいですよね!」など後輩らしいフォローを入れるのは徹底していましたね。
先輩によっては、後で間違っていることを言っていたと判明しても、逆ギレされることが多かったので、人によって対応を変えることは、臨床検査技師をしていて…というか大人数の職場で学んだことかと思います!
臨床検査技師を辞めたいと思ったら、最初にすべきこと
ちなみに、どの転職エージェントを利用されたか教えていただけますか?
後は、他の業界や職種も幅広く見てみたかったので、友人からおすすめされた『リクルートエージェント』にも登録しましたよ。
両方の話を聞いてみて、私は臨床検査技師という仕事はそのまま続けたいんだなということがわかって、職業は変えず職場だけ変えることを決意しました。
非常によいチョイスだと思います。
この2社は私から詳しく説明させていただきます。
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臨床検査技師を辞めたいと思ったら、自分のキャリアをしっかり考え直したうえで行動しよう!
近年コロナの影響で、業界問わず「採用に対して消極的な企業」が増えています。
「辞めたい…」と、今は考えていると思いますが、臨床検査技師を辞める前に自分自身としっかりと向き合うことが、今後のあなたのキャリアにおいて非常に重要です。
焦って決断を急ぐのではなく、周りの信頼できる人・転職エージェントなどに相談しながら、じっくりと決めていってください。
しっかりと自分自身と向き合ったうえで転職すべきだと決断できた場合は、しっかり行動に移すようにしましょうね!
- 『検査技師人材バンク』
https://www.jinzaibank.com/kjb/ - 『リクルートエージェント』
https://www.r-agent.com/
本日はありがとうございました!