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「地方銀行の営業、きつすぎて辞めたい…」
と悩んでいませんか?
今回は、同じような悩みを抱えた結果、飲食業界へ転職した鈴木さんに「地方銀行の法人向け営業を辞めると決断したエピソード」を語ってもらいました。
30歳 女性 東京都在住
大学卒業後、地方銀行で法人担当の営業を1年、個人担当の営業を2年経験。
融資から、投資信託や保険商品の販売などの様々な業務を経験後、飲食業界へ転職。
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地方銀行を辞めたい理由|経験者がリアルな実態を激白!
今日はよろしくお願いします。
早速ですが、地方銀行の営業を辞めたいと思った理由について教えてください!
こちらこそよろしくお願いします!
そうですね…
私が地方銀行を辞めたいと感じた理由としては、大きくわけて以下3点ですね。
地方銀行の法人向け営業を辞めたいと思った理由①|営業成績の競い合いが露骨過ぎたから
露骨な競い合いとは、どんなものだったのでしょうか。
それが一番しんどかったですね….
せめて成績上位者だけをピックアップして、「今月のベスト3」みたいな感じなら、耐えられますけどね。
成績がよかったときは、張り出されたときも、モチベーションにつながってよかったんです。
でも、月によっては不調なときも当然あって、そのときは本当に恥ずかしかったですし、かなりみじめな思いをしましたよ…
比べられることで競争心が沸いて、頑張れるタイプの人はいいですけど、落ち込んでしまう人には地獄ですよね。
もともと、私は体育会系ではなかったので、周りの負けず嫌いな感じについていけなかったです。
体質的に完全に向いていないなと実感しました。
ノルマは、毎月の累計を比較されるのですか。
なので、成績がよかった月もしんどかったんですよね。
月末になるといつも、今月は頑張れたけど、来月はまたゼロからなのかって…
露骨に営業成績を競い合う環境のなかで、頑張り続けないといけないプレッシャーがストレスになり、辞めたいと思うようになりました。
地方銀行の法人向け営業を辞めたいと思った理由②|飛び込み営業がつらかったから
えっ!
営業スタイルって飛び込み営業だったのですか…
でも、取引のない会社に何かしらの融資をするという「新規開拓」というノルマもあって、それが飛び込みでの営業でした。
営業のなかでも、飛び込み営業は過酷といわれますからね…
相当大変だったのではないでしょうか。
電話でアポが取れたときはまだましだったんですけど、いつかけても「担当者不在です」といわれてしまうこともありました。
完全に避けられているとわかっていながら、飛び込み営業で攻めるしかありませんでした…
そこまでしても社長に合わせてもらえなかったときもあしましたね。
飛び込み営業は1日何件くらいやっていたのですか。
100件飛び込んで、全部断られたときもありましたね…笑
それは大変でしたね。
頑張ってもうまくいかず、どんどん空回りする日々が続きました。
上手くいっている営業マンは、よい意味で肩の力が抜けていて、そういうのを見ていると、余計に自分に自信をなくしていきました。
周りはできるのに、なんで自分はダメなんだろうって。
悩んだ末に、新規の営業ノルマを減らしてほしいと願い出たのですが、上司は応じてくれませんでした。
このままだと鬱になると思い、退職を意識しましたね。
地方銀行の法人営業を辞めたいと思った理由③|営業する内容が多すぎたから
融資ノルマ以外にも、投資信託、毎月積立型の投資信託、保険商品、デビットカード、クレジットカード、iDeCo、その他銀行で取り扱うことになった新商品などは全てがノルマとなるのが辛かったです。
聞いているだけで頭がパンクしてしまいそうです…
お客様に営業するためには、知識が必要ですから、たくさん勉強して理解を深めなければなりませんでした…
もちろん、研修はありましたよ。
でも、それだけでは力にはならないので、仕事終わりに自宅で勉強していました。
それは、大変でしたね…
それでも、商品数が多くて、理解が間に合わないこともありましたね。
そうすると、お客様から「もっと詳しい人いないのですか」ってきつくいわれてしまうことがあって、もう限界でしたね。
もともと、睡眠時間を削って勉強していたので、これ以上はやりきれないと判断して、退職することを決意しました。
地方銀行のお給料事情&残業時間とは…?リアルな実態を深堀取材
そうですね…年収は400万円程度でした。
残業時間は20時間~40時間くらいだったと思います。
私は当時新人だったこともあって、最低年収でしたね。
残業についてはどう思っていましたか。
また、残業もそこまで多くはなかったですが、自宅に帰ってからも勉強していたと思うと、サービス残業みたいなものになってしまうのかな…という感じです。
でも、それよりも、日々ノルマに追われている環境が非常にストレスでした。
なので、転職する際は年収は下がってもいいから、もっと穏やかな気持ちで仕事がしたいという気持ちで転職活動をしていました。
転職後、飲食業界でのお仕事はどうですか?
ノルマの達成よりも、目の前のお客様を喜ばせることに集中できて、それが結果的にお客様のリピートつながりますから、非常にやりがいがあります。
地方銀行の法人向け営業の経験を糧に、新しいキャリアをスタートさせた鈴木さんの今後のご活躍が楽しみです。
まとめると以下の通りとなります。
- 営業成績の競い合いが露骨過ぎたから
- 飛び込み営業がつらかったから
- 営業する内容が多すぎたから
大変だとは聞いていましたが、ここまでとは正直知らなかったです…
向上心が高く、日々勉強するのが苦ではない人でないと続けられないと思います…
地方銀行からの転職でアピールしたい強みって?
そこで、次は地方銀行の法人向け営業で培うことができたなと感じるスキル・強みについて詳しく教えてください!
今の職場で活躍できているのは、大きく分けて3つのスキル・強みを地方銀行時代に培ったからだと思いますね。
地方銀行で培ったスキル①|初対面の人とも物怖じせずに話せる力
新規開拓での飛び込み営業は辛かったですが、初めて会う社長や経理担当の方と雑談もしながら少しずつ距離を縮めていくということを何十社分も経験したおかげで、初対面の人との会話も苦じゃなくなりました。
もとの性格はすごく人見知りで、あまり自分から打ち解けて人と話ができるような人間ではなかったです。
でも、それがいいと思ってくださるお客様もいたみたいで、「あなたは不器用だけど、一生懸命だね」といってくださる方もいました。
それはうれしいですね。
そういった人との関わり合いのなかで、少しずつ自信がつくようになったのですか。
いろいろなお客様と話すことで、初対面の人との会話も自然にできるようになりました。
地方銀行で培ったスキル②|物事を正確にチェックする力
慣れないうちは、先輩にダブルチェックをお願いしていました。
あまり自分の能力を過信せず、優れた人の力を借りることも成長への第一歩だと思ったので。
最終的には、自分だけの確認でできるようになったのですか。
2年目からは先輩にチェックを出さずに、自力で正しい書類をお客様に提出できるようになりました。
どこの職場に行っても、書類業務はありますからね!
今後も生かせる力だと思います。
地方銀行で培ったスキル③|交渉力
もう少し詳しく教えてください!
また、上司と融資の内容を確定する会議でも、お客様に喜んでいただけるような内容となるよう資料を提示してプレゼンし、条件の擦り合わせを行うこともしばしばです。
このような条件のすり合わせの場で、向こうにもこちらにも得があるようにうまく交渉できるようになったのは、今にも繋がっているなと感じます。
そのようなどこでも生かせるような普遍的なスキルを培われたのは、素晴らしいなと感じました。
ここまでで紹介したものが、鈴木さんが地方銀行の法人向け営業時代に培ったスキル3つです。
以下にまとめておきます。
- 初対面の人とも物怖じせずに話せる力
- 物事を正確にチェックする力
- 交渉力
地方銀行から転職するのにおすすめの転職先
そこで、この章では、鈴木さんが、地方銀行で培ったとおっしゃっていたスキルを充分活かせる仕事を、元転職エージェントである私からお伝えしますね!
地方銀行からは幅広い業界に転職可能ですが、とくにおすすめなのは上記の3つです。
それぞれの仕事内容や平均年収などを確認していきましょう。
地方銀行からの転職におすすめの職種①|不動産業界
地方銀行からの転職に、おすすめの職種1つ目は「不動産業界」です。
不動産業界は、金銭的なやりとりが複雑な業界ですが、地方銀行で学んだ知識を生かせれば、十分に活躍することが可能であるためです。
ただ、わたしはもうノルマがある営業はしたくなかったので、ゴリゴリ営業をする仕事はちょっと…という感じでした。笑
一方、不動産営業は、インセンティブでガンガン稼げてしまう仕事なので、地方銀行での仕事以上に、数字を上げて年収アップを目指していきたい人に転職をおすすめします。
できる営業マンになれると、年収1,000万円超も夢じゃないですよ。
不動産営業 | 約400万円 |
地方銀行からの転職におすすめの職種②|小売・サービス業
地方銀行からの転職に、おすすめの職種2つ目は「小売・サービス業」です。
数字ではなく目の前のお客様と向き合う仕事なので、ノルマから解放されるという点では、おすすめの職種と言えるからです。
たしかに給料は下がってしまったものの、精神的なゆとりができて、人間らしい生活を送れるようになったので、転職してよかったなと心から感じています。
新規営業などをしていると、お客様から嫌な顔をされることなども多かったですが、いまはお客様の笑顔のために仕事ができていると思うとやりがいを感じます。
営業という仕事には飽き飽きしたが、地方銀行で培った「初対面の人とも物怖じせずに話せる力」を活用していきたい人は、是非サービス業への転職を検討してみてくださいね。
小売・サービス業 | 約370万円 |
地方銀行からの転職におすすめの職種③|地方公務員
地方銀行からの転職におすすめの職種3つ目は「公務員」です。
地方で花形だとされている職種であるのは変わりないものの、営業のノルマからは解放されるので、精神のストレスが少なく働けるのが理由です。
公務員であれば、ストレスも緩和できるし、地方で憧れられる立場もキープできますし、メリット面が多いですね。
営業をすることがなくなるだけでなく、年功序列で給与が上がっていくシステムなので、ノルマや出世レースがある銀行に比べて、仲間内の争いが格段に少ないです。
地方でのびのび仕事をしていきたい人は、是非公務員への転職を検討してみましょう。
地方公務員 | 約370~410万円 |
出典:総務省
地方銀行を辞めたいと思ったら、最初にすべきこと
地方銀行の営業を辞めようと決意された鈴木さんですが、その時何をしたのかについて詳しく教えてください!
求人数がかなり多かったので、1社だけで満足してそのまま就職活動を終えてしまいましたね。笑
ちなみにどこのサービスにご登録されたのですか?
サイトが見やすく掲載量も多いため、利用することを決めました。
同サービスについては、私のほうからもう少し詳しく説明させていただきます。
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登録しなくても、一部求人を見ることはできますが、登録するとより条件の良い求人を探すことが可能になりますよ。
どれに登録するのか迷う人は使っておいて損はないかと思います。
まとめ.地方銀行を辞めたいと思ったら、自分のキャリアをしっかり考え直したうえで行動しよう!
近年コロナの影響で、業界問わず「採用に対して消極的な企業」が増えています。
「辞めたい…」と、今は考えていると思いますが、地方銀行の法人向け営業を辞める前に自分自身としっかりと向き合うことが、今後のあなたのキャリアにおいて非常に重要です。
焦って決断を急ぐのではなく、周りの信頼できる人・転職エージェントなどに相談しながら、じっくりと決めていってください。
しっかりと自分自身と向き合ったうえで転職すべきだと決断できた場合は、しっかり行動に移すようにしましょうね!
- 『リクルートエージェント』
【公式】https://www.r-agent.com/
本日はありがとうございました!