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「治験コーディネーターを辞めたいな…」
「治験コーディネーターを辞めて、新しいキャリアを歩むべきかな?」
と悩んでいませんか?
この記事では、治験コーディネーターを辞めて、現在、転職活動中の池田さんに「治験コーディネーターを辞めると決断したエピソード」を語ってもらいました。
32歳 女性 大阪在住 既婚
正看護師として6年勤務後、治験コーディネーターを4年経験。
現在、転職活動中。
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治験コーディネーターを辞めたい理由3選|治験コーディネーター経験者が真実を激白!
今日はよろしくお願いします。
早速ですが、治験コーディネーターを辞めたいと思った理由について教えてください!
こちらこそよろしくお願いします!
そうですね…
私が治験コーディネーターを辞めた理由としては、大きくわけて以下3点ですね。
治験コーディネーターを辞めたいと感じた理由①|マルチタスクについていけず、適正がないと感じたから
もう少し詳しく教えてください!
治験コーディネーターって、一度に多くの治験を担当するので、関わるすべての被験者さんの様々な課題を予測して、先回りして解決しなければならないのが大変でしたね…
頭が何個あっても足りない感じです…笑
実際に被験者さんって、一度にどれぐらい担当されてたのですか?
一度に3つの治験を掛け持ちしていた時期は、担当の被験者さんは100人にのぼるのが普通…という感じでした。
マルチタスクが苦手だと、被験者さんの対応がうまく回らないのはもちろんのこと、予定を組むこと自体が苦手だったせいで、体力的にも精神的にも苦しんだ時期がありましたね。
ただ、このマルチタスクをサラッとこなしてしまう人もいたので、「なぜ自分はできないんだろう…」とできない自分自身を責めてしまうことも多かったです。
治験コーディネーターは、適正がある人とない人との差が激しく、マルチタスクができない人には、精神的にも体力的にもきつくなってしまう職業だということですね。
わたしは、結局、4年ほど治験コーディネーターを続けましたが、私以上にマルチタスクが苦手な人だと、研修中の時点で辞めていく人が多かったです。
治験コーディネーターを辞めたいと感じた理由②|調整役の板挟みがつらいから
誰と誰の板挟みになることが多かったのですか?
治験コーディネーターは、製薬会社の担当者、治験責任医師、治験分担医師、スタッフなど、多くのスタッフの調整役になる仕事なので…
ただ、基本的に多かったのは、やはり被験者さんさんと医者との板挟みかと思います。
どちらの言い分も一理あるので、お互いを説得するのに骨が折れました。
ただ、単に、人と人との間に入るのが大変…というよりは、そこをうまく調整できないと、他の関係者から「CRC(治験コーディネーター)が無能だから、うまくいかないんだ…」という風に思われてしまうことが大変でしたね。
調整するのが、我々治験コーディネーターの仕事だったので、自分が悪くないと思っていても、こちら側のせいにされるのが、正直、精神的につらかったです…
ということは、ある程度は「自分だけのせいじゃない」って思える精神の強さがないとやっていけない…ということですね。
そもそも調整役が仕事なので、「自分だけのせいじゃない」って思ってはいけないのかもしれませんが、それぐらいの強い気持ちをもっていないと、長年続けてはいけないかもしれません…
治験コーディネーターを辞めたいと感じた理由③|細かい事務作業が意外と多くてしんどいから
契約をしている病院やクリニックに出向いて必死に仕事をして、その後、残っている事務作業を片づけるのは、正直体力的にきつかったですね…
特に私は、元正看護師なので、事務作業というかPCすらあまり触ったことなかったんですよね…
なので、正直、治験コーディネーターになりたての頃、めちゃめちゃ苦労しましたね。笑
同じように看護師から治験コーディネーターに転職してきたものの、どうしても事務作業がやりたくなくて、もう一度看護師に戻った人を実際に見たことあります。
たしかに看護出身の人だとpc作業に慣れていないので、できるようになるまでは、残業時間が大幅に増えてしまいそうですね…
その割にそこまで給料が高いという訳でもないので、初めの研修の時点で、治験コーディネーターを断念する人が多い印象ではありますね。
治験コーディネーターを辞めたくなった!お給料事情&残業時間とは…?
そうですね…500万円程度だった気がします。
なので、私的には、お給料に関して、そこまで不満はありませんでしたね。(多いにこしたことはありませんが…笑)
看護師時代と比べると、夜勤なし&体力仕事が少なく、身体的に楽にもなりましたし…
ただ、残業時間が20時間~40時間程度とほどほどに多かったので、給料と仕事が見合ってない…って言っている人も周りに結構多かったです。
ただ、一般の女性の平均年収が350万程度であることと比較すると、看護師と同様高収入を得られる職業であることは間違いありませんね。
そうですね。
割にあっているかあってないかは人の匙加減ですが、女性1人が生活するのに困るほど少ない額ではなかったと思いますね!
まとめると以下の通りとなります。
- マルチタスクについていけず、適正がないと感じたから
- 調整役の板挟みがつらいから
- 細かい事務作業が意外と多くてしんどいから
治験コーディネーターを辞めてから感じる「培ったスキル」って?
現在は、治験コーディネーターを辞めて、転職活動をされている池田さんですが、前職の経験が、今に生きているなと感じる瞬間はありますか?
あえて絞って挙げるなら、この3つのスキルが治験コーディネーターで培われたなと思っています。
治験コーディネーターで培った強み①|多職種との調整能力
看護師の時は、スタッフ全員で分担していた業務が、治験コーディネーターになったとたん、クリニック単位、治験単位を一人で回さなければならない状態になった時は、衝撃を受けましたし、正直、焦りましたね。笑
もちろん看護師時代も、人と連携してうまく仕事を進めていましたが、それ以上に、人と密にコミュニケーションをとることが大事なんだと思い知らされました。
ただ、調整能力って一朝一夕で身につくような能力では決してないと思うのですが、今振り返るとこの経験が今の糧になっているな…感じるエピソードなどはありますか?
自分の失敗によって、一度、治験が中止になってしまい、周りの人に多大な迷惑をかけてしまった経験は、今に生きているなと思います。
今思うと、その当時は、まだ新人だったこともあり、関わる全ての人の状況をしっかり把握すること、先の先まで予測して段取りを考えることができていなかったなと思います。
そこからは、ただ目の前のことを調整しようとするのではなく、全ての人と密に連絡をとるのはもちろんのこと、最悪のケースなどもしっかり想定して、段取りをAパターン、Bパターンとしっかり用意しておくように努めています。
ただの「調整能力」ではなく、全ての人の立場・状況をしっかりしたうえで、先の先まで予測して調整しておく能力が身につかれたということですね!
当時はたしかにつらい経験だったかもしれませんが、今に生きる経験を積まれたことは大変羨ましいなと感じます。
治験コーディネーターで培った強み②|スケジュール管理能力
調整役には、やはりスケジュール管理能力が一番大事になってきますよね…。
実際、どれぐらいの人数のスケジュール管理をやられていたのですか?
決められた制限の中で、被験者の方が1年間必ず来院できるように調整、相談しないといけないので、逆算してスケジュールをうまく組んでいく力も養われたかなと思います。
マルチタスクが得意でない私には、気が狂いそうな数です…
非常に残念ですが、わたしはどうあがいても、治験コーディネーターにはなれそうにありませんね…
ただ、おっしゃっていることはそのとおりで、前提、治験コーディネーターは、もともとマルチタスクが得意な人しかなれないかもしれないですね。
そのマルチタスクを行う能力をより一層磨けることが、治験コーディネーターとして働くメリットなのではないかなと感じますね。
治験コーディネーターで培った強み③|細かなミスを逃さないための工夫力
少しのミスによって、小さなずれが生じ、それがどんどん広がっていって、後の大きなミスに繋がることも多いのです。
そうならないよう、わたしは、独自の記録シート・メモのようなものを作成していました。
もちろん、元々あるチェックシートは存在しているものの、どうしてもクリニックや病院によって使いづらいものも多くて…
素晴らしいです。
先ほども言ったように、もともとマルチタスクが苦手な人は少ない職種ではあるものの、並行している業務の数が多くなると、どうしてもケアレスミスが増えてきてしまいます。
それを防ぐために、各自が自分なりの工夫・意識をしているかと思うので、先ほども述べた通り、「マルチタスクを行う能力」がさらに強固となっていくというイメージですね!
治験コーディネーターを辞めたいと思ったら、最初にすべきこと
池田さんは現在、治験コーディネーターを辞めて、転職活動をされていると思うのですが、転職を決意した時に、なにか行ったことってありますか?
あ、一旦「転職サービス」に何社か登録しました!
正看護師から治験コーディネーターに転職してきたときに利用していたサービスを再度利用させていただいた…という感じです。
あ、治験コーディネーターに転職する前にも、転職サービスを利用されていらっしゃったのですね!
なぜ、2回目も利用しようと考えられたのですか?
本当に単純な理由なのですが、利用も楽だったし、便利だったからですね。
治験コーディネーターとして転職した時も、自分にぴったりあった職場を紹介してもらえたと感じましたし…
自分1人で探すと、給料や福利厚生などの条件面だけで決めてしまって、社内の雰囲気などの細かい部分までしっかり理解するのは難しいですもんね…
実際、転職活動はどんな感じですか?
色々あって今は、体力的な問題で治験コーディネーターほどしんどい仕事には就くことができず、仕事選びから迷っている状態ですね…
しかし、担当者のかたが二人三脚でキャリアプランも一緒に考えてくれているので、少しずつ転職に近づいているなという実感はあります。
ちなみになのですが、現在、お世話にっているサービスの名前を教えていただくことはできますか?
シンプルに求人数が多いという理由で選びました。
あと、治験コーディネーターとして転職する際も利用していて、なかなかいい職場を紹介してもらったなと感じたので…
リクルートエージェントについては、わたしからもう少し詳しくお話しさせてください!
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女性に強いサービスをもっと知りたい人は、以下記事も参考にしてみてくださいね!
治験コーディネーターを辞めたいと思ったら、まずやるべき5Step
治験コーディネーターを辞めると決意した人は、以下の順番で転職活動を進めてみてください!
Step1|治験コーディネーターを辞めたい理由について書きだす
治験コーディネーターを辞めたいと思ったら、「なぜ辞めたいと思ったのか」を書き出してください。
池田さんが感じた「治験コーディネーターを辞めたい理由」と同じものもあれば、そうでないものもあることに気づくでしょう。
このように、紙に理由を書き出すと、今ある負の感情やストレスを軽減できるだけでなく、「自分は何を大事に生きているのか」「次にすべきことは何か」を自分自身で理解することができます。
Step2|その理由を嫌だと思う順に並べてみる
辞めたい理由を一通り書き終えた後は、その理由を嫌だと思う順に並べてみてください。
嫌だと思う理由を順に並べることで、主観的だった自分の感情を客観的にみることが可能になります。
そうすることで、心理的ストレスを和らげるだけでなく、自分自身が理想とするキャリアプランを設計することができます。
Step3|自分で解決できることと出来ないことを分ける
嫌な理由の順位付けが終わったら次は、自分で解決できることとできないことに分けていきましょう。
そうすると、嫌だったことにも「外的要因」と「内的要因」があることがわかります。
- 内的要因:自分の能力不足で、後輩に抜かされていった
(自分のミス・自分の能力的な問題)
- 外的要因:労働量に見合わない賃金の低さで生活できない
(自分の力では、変えられない問題)
Step4|自分で解決できることの解決策を探る
次は、「外的要因」と「内的要因」を分けたところで、それぞれの解決策は何かを考えましょう。
「自分の能力不足」や「仕事にやりがいを感じない」などの内的要因の場合、異業種へ転職するという道しか残されていないでしょう。
しかし、「賃金の低さ」「人間関係の悪化」などの外的要因は、上司に相談してみたり、他社に好条件で転職してみたりなどの方法で解決できる場合があるので、治験コーディネーター自体を辞める必要はありません。
このように、自分にとってベターな解決策を考えていくようにしましょうね!
Step5|自分で解決できないことは、まず信頼できる人に相談してみる
自分で解決できないことは、信頼できる人に相談してみることをおすすめします。
悩みを人に話すと、頭が整理され、これからどうすべきかの答えが見つかる可能性があるためです。
また、自分の悩みに対して「客観的なアドバイス」を貰えるので、1人では気づけなかったことに気付ける可能性もあります。
ただ、そうはいっても「周りに相談できる人がいない…」という人も多いですよね。
その場合は、転職のプロである「転職エージェント」を頼ってみるのもおすすめです。
このstepを順に踏めば、そこにはもうこの先を不安視するあなたの姿はないでしょう。
治験コーディネーターを辞めたいと思ったら、自分のキャリアをしっかり考え直したうえで行動しよう!
近年コロナの影響で、業界問わず「採用に対して消極的な企業」が増えています。
「辞めたい…」と、今は考えていると思いますが、治験コーディネーターを辞める前に自分自身としっかりと向き合うことが、今後のあなたのキャリアにおいて非常に重要です。
焦って決断を急ぐのではなく、周りの信頼できる人・転職エージェントなどに相談しながら、じっくりと決めていってください。
しっかりと自分自身と向き合ったうえで転職すべきだと決断できた場合は、しっかり行動に移すようにしましょうね!
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本日はありがとうございました!